神の名は「ゆーちゃん」
最近少し忙しくて
困ったなあ、お話なかなか進まないよ・・・
丁度凛たちがいる場所の上空高く【薩摩方面警戒隊】所属の八咫烏7
が情報収集中であった
「何事かと思ったが、土地神の悪ふざけ程度か まったく」
「あー八咫烏7から薩摩支部」
「こちら薩摩支部」
「状況確認終了、特段の異常なしと判定、警戒4解除を要請、い・・・」
言いかけたその瞬間神波探索に正体不明を示す黄色点滅の点を捉えた
「以上か?」
「否、現報告を破棄、不明存在を探知、警戒3要請、至急」
「警戒3発令至急了解、詳細送れ」
「微弱結界の破壊点に向け不明存在進行、地上、数20以上」
「結界はどうなっている?」
「結界は既に破壊、不明存在とは別事象、破壊は人間の手によるもの、以上」
「りょ・・・うかい、既に霧乃より向かわせた、監視を続行せよ」
「了解」
まだ何も知らない凛と神様はというと
神様が質問攻めにされていた
無理もない、信じてもいなかった神様が目の前に現れ
神の力の一端を見たからだ
前職を解雇されてからというもの
「知ること」は武器であると知ったからなのだが・・・
そして知る、この神様、2次大戦中に死にかけていたところを
通りがかりの神様に見込まれ、神様にされてしまった元人間であること
人間だった時の名前は覚えていないこと
元々この地の人間ではなかったこと
そして、過疎化につれ、参拝する人がいなくなったことにより
力を失いかけていたこと
そこにひょっこり私が現れ参拝を繰り返したことにより
少し力が戻ったのでどうしてもお礼がしたかったこと
「ごめんなさい・・・今は力・・・なくて、加護も与えられない・・ですけど
ここで・・・見守って・・・います」
「いいよ、今は自分の事だけ考えてて、私も今はそうだからさ」
「凛さんは」
「ひなりんでいいよ、みんなそう呼ぶから」
あ・・・神様になれなれしくひなりんでいいよ、なんて言っちゃった
「じゃあ、私も・・・名前・・・ありませんでした」
「うん」
「つけてください・・・名前」
今、ものすごい大役を仰せつかったぞ私、神様の名前なんてよく知らないし
わからない、ううむ・・・山、小川、野原・・・あ、夕焼け綺麗・・・
さっきまで吹いていた風がやんで・・・うん、これかな
「夕凪ってどうかな?」
「夕凪・・・はい・・・私は夕凪」
「ゆーちゃんでいいかな?」
「はい・・・素敵な名前・・ありがとう」
突如、夕凪の周囲を光がまとった、その光は頭上へと集まり
やがて空へと昇っていく・・・
「今のは?」
「よく・・・わかりません・・初めてで・・でも少し力が戻って・・・」
「そっか、よかったじゃない」
「はい、ひなりんの・・・おかげです」
そういえばいつの間にか夕方になっていた
私ここに来たのお昼すぎだったような・・・・
まいっか
前回、敵が襲来といったな、あれは嘘だ
すみません、また途中で出すことにしました
考えがまとまらなくて
次回こそ襲来の予定?