心の声は聞いちゃだめ
2話の投稿ミスのため
途中だった3話を公開します
ちょうど同じころ【人界監視警戒所薩摩支部】
「八咫烏7より薩摩支部」
「こちら薩摩支部」
「神波探索に微弱な結界波を探知、確認行動に入る」
「薩摩支部、了解、警戒レベル4を発令」
~この警戒レベル、4から1まであり
4は準備行動が指示され各神域に情報が流れる程度である
3は蛮神等の出現により攻撃隊が発進
2は緊急性が高く九州統括本部へと指揮権が移行
1は日本全ての神に要請が届く緊急事態
となっているが、神の中でも知るのは神格の高い者のみである~
さて、処変わり結界を貼った本人(神?)と凛はというと・・・
「・・・・・・・・」
絶句した、次に発する言葉も浮かばない
母の言葉に促され始めた神社巡り、でも
神様なんていないと思っていた、心の中では
日本神話なるものが存在していることだけは
聞いたことがある、が学校の授業でも習うことはなかった
が、ここ数日の違和感、今日の出来事・・・・・
よし、今日からいることにしようなんて
思うはずはない、そんなことをやっていたら
得体のしれない宗教勧誘なんかにもほいほい乗ってしまうことだろう
さて、どうしたものか、そうだ!
「私の事、見てたんだね」
「あ、はい・・・何日も・・・同じ時間に・・・来てくれて・・・ずっとおいのり
してました・・・」
「私のお願い、覚えてる?」
「はい・・・私もあなたもなおるといいねって・・・意味は・・よく・・・わからなかったんです・・・けど」
言葉には絶対に出していない、その祈りをしっかりと聞いていたようだ
ちなみに直るといいねって、ボロボロのお社の事なんだけど
言わないほうがいいんだろうな・・・
これはさすがに信じるしかないか
「お社・・・ですか?・・ボロボロは外だけで・・・中はしっかり・・・・」
「そ、そうなんだ」
うん、心の声しっかり聞かれていたようである
しかしこの神様、表情が表に出ないので
さっきの私の(心の)発言で気分を害してないか、ちょっと怖い
神の組織らしきものが登場
次回、謎の敵集団が襲来!?