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ヤンデレのせいで死んだら転生できた。

 突然だけど皆はヤンデレって知ってるかな?

 

 ざっくりいうとある特定の個人を異常に好きになって病的な精神状態になることなんだ。

 実際にクレランボー症候群なんて病気もある。


 いきなりだけど実は俺、美少女に一昨日告白されたんだ。まあ、俺の嫁は二次元だから振ったんだけどさ。


 付き合うだけ付き合ってもよかったかな。なんて今となっては思ってる。

 

 俺はつい五分前に家に帰ったんだけど俺の部屋には、


 一昨日振った美少女(ちなみにゆまという名だ)がナイフを持って俺の嫁のグッツをすべて切り刻んでいた。


 「ふふふふ、長門君に僕以外は必要ないのさ。すべて切り刻んで殺してやる。」


 お、お、俺の嫁があああああああああああああああああああああああああ!!


 「おい、ゆま!何をしているんだ。」

  

 俺は思わずゆまの手首を強く握る。ゆまの目のハイライトは消えていた。


 「何って。長門君を惑わす悪しき悪魔を殺しているのさ。これでボクだけをミテクレルヨネ。ソウダヨネソウニチガイナイ。嫌、僕と長門君以外のすべての人を殺してしまおう。そうすれば僕だけを見てくれれるはずだよね。」


 狂っていやがる。こいつ。


 「僕が狂っているだって。もしかしてこの悪魔に何か洗脳されてしまったのかい?大丈夫。僕が君をコロシテ悪魔から解放してあげるよ。」


 グサッ。なんかありがちな効果音がしたと思ったら、俺の腹にナイフが刺さっていた。ポタポタと俺の血が床に落ちてくる。


 「アグァ」

 

 俺は死ぬのか、ふと思った。血はとまることなく流れ続ける。


 最後にひとごとだけでいいから嫁にひとごと言いたい。2次元だとしても初めて恋をした相手に。


 「愛しているぞ、、、、、」


 俺が言葉を言い切ることはなかった。嫁の名を叫ぼうとした刹那、俺の首は胴体から離れていた。


 俺は死んだ。





 俺は死んだ。死んだはずだ。なのになぜ意識がある?


 「おーい。聞こえるー?目を開けてごらん。」


 俺は目を開けた。まず初めに目に入ったのは巨大な歯車。そしてその隣には全身が白い全裸の男。ダビデ像を彷彿させる人物がそこにいた。


 「おっすおっす。͡俺の名前はコ二デウス・デ・コロナだ。職業は神。コニタンって呼んでくれると嬉しいわよ。」


「俺の名前は長門勲。職業は学生。それで、俺をここに呼び出した要件は?」


俺は大事なところが丸だしな自称神様を見ても冷静だった。まあ死んだし天国なり地獄なりにいくのだろうと思っていたしな。


「あなたが死ぬことになったきっかけを作った妹を現世に送り込んでしまい大変申し訳ございませんでした!!!!!!」


 コニタンが土下座した状態でいった。ていうか妹ってゆまのことか?


 「お詫びに願いを3つまでかなえて転生させるんで許してつかぁさい。」


 「まあ、願いをかなえてくれるっていうんならいいけどさ。」


 死んでも願いが叶ってい世界に行けるなら特に文句はない。


 「とりあえず二つ頼みたいんだけどさ。まず一つ俺に何でもいいからチート能力をくれ。あともう一つ俺の嫁(二次元)を俺の妹にしてくれ。最後の願いは異世界行ってから考える。」


 「okay。ではレッツGOつぅー異世界。グットラック。」


 謎の歯車が回転をはじめ俺の全身がブロック体になって消えていく。


 そういえば、コニタンってなんでいちいち話し方が違うんだろう。まあいいや。さっさと転生しよ。


 次に俺が目覚めたとき。



 「この子の名前はナガト。ウィリアム・ナガト・ギブソンだ。」


 「まあ、この子も喜んでいるんじゃないですか?」


 俺は異世界に誕生した。


 

 





 


 



 


 


 

 


次回 革命の始まり

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