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邪道も王道もただの道  作者: 眠り人
3/9

思わぬ珍客 (ボーイミーツガール?)

~-~-~ー


ゆっくりと


~ー~ー~ー


駄文よろしく

5/10(木)


今日も今日とて人なんて来るわけないので、用意していた抹茶と羊羮食べながら、図書館より借りてきた本を読む。


「あ~、平穏って最高」


呟いた瞬間、ガラガラガラと勢いよく戸が開いたかと思うと


「ふんふ~ん、って誰?」


いや、こっちのせりふ。

相手が俺を認識するやいなや


「あ、あ、あなたは誰ですかっ!?泥棒ですかっ!?警察呼びますよっ!」


※※※※


最上(もがみ)可憐(かれん)は、上機嫌で廊下を進んでた。なぜなら


「もー、学校もひどいなー。ちょーっと教室の自動化をした位で休学にしなくてもいいのに」


「でも、3階の角部屋ならどれだけ改造してもいいならいいかな。よーし頑張るぞ~」


※※※

取り合えず用意した机と椅子に座ってもらう。

改めてよく観察してみると目はパッチリしてるし、まつ毛は長いし美少女とゆう基準はクリアしていると思う。だから、余計に訳が分からない。俺にこんな知り合いなんていないし、いて欲しくない。

なんか迷惑者特有の雰囲気を醸し出しているあたり、早くお帰り願わないと。


「あなたは誰ですか?」


「えっと、1年B組最上可憐です…」


先程の元気はどこえやら。どうやら、同じ1年らしいがクラスが違えば知らなくて当然か。


「あの~、なんであなたはこの教室に居るんですか?」


あとその羊羮下さい、と言われたので取り合えず渡して答える。


「俺は、1年E組本郷操也。この教室で部活をやっている」


「え?」


え?


「嘘だ-!だってこの教室無人だから好きにしていいよ-って涼香ちゃんに言われたのに-!」


うおっ!急に大声出すなよ、びっくりするじゃないか。それにしても、涼香ちゃんか…十中八九あの人なんだろうけど、無人じゃないだろ。この前あんなに熱弁(うそ)に感動してたのに。


「何かの間違いだと思うので、1度職員室かどこかで確認してきてはどうでしょうか?」


取り合えず送り返そう。なんか取り返しのつかない予感がする。


「嫌」


は?


「嫌だ。操君とがいい!」


は?操君?


「私もお菓子食べるだけの部活がしたい-!」


違うわ!と否定したいが、見た感じだとそうしか見えないから否定できないのがくやしい。


どうにかこうにか話し合いのもと俺の部活と彼女が何故来たのかがわかった。そして、操君呼びは変えてもらえなかった…


「だからね、私この教室を好きなだけ改造しに来たの」


「例えばねー、自動ドアでしょ?自動黒板消しでしょ?隠し棚でしょ?あとはねー…」


彼女は楽しそうに教室改造の計画を教えてくれるが、なんとか追い返せないだろうか。このままだと俺だけの教室が魔改造された挙げ句、彼女まで居座らわれてしまう。


「ねーねー、操君。操君は何を改造してほしい?」


ここは素直に言って帰って貰うべきなんだろう。


「なあ、ここは「抹茶や羊羮が好きなら、畳とか敷くのもいいかも~」」


…畳欲しい。超欲しい。


「な、なあ」


「ん?なに?」


「囲炉裏を用意できるか?」


彼女は一瞬だけ驚いた顔をしたが、直ぐに笑みを浮かべる。


「もちろん」



※※


あとで、源先生に聞いてみると彼女が早とちりしてしまったらしい。本当は彼女の相談相手にしたかったのだが、逃げられたらしい。のだが結果オーライで良かったと笑って誤魔化された。


「誰よ、お茶で人を倒すなんてことをするのわ!」

1人、女子生徒は校内で人を探していた。

読みにくかったと思います。ありがとうございました。


オマケ 本郷君と可憐ちゃん

「抹茶って苦いです」

「なら何故飲んだ?」

「操君が美味しそうに飲むので」

「馴れ馴れしい」

「口移しなら甘い気がする」

「……」


オマケ2 源先生と可憐ちゃん

「あっそうだ。3階の角部屋なら「いってきまーす」」

「行ってしまった。操也君頼んだよ」


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