1章 空の瓶
1章 空の瓶
「あ、、面倒くせ、生きるのも面倒くせ、食べるのも面倒くせ、息を吸うのも面倒くせ、
死にたい。。でも、死なない。誰か私を殺してくれ。。」
カレの声は誰にも届かない。ただ、音が反響して戻って来るように彼の声しか聞こえない。
無限に一人で、孤独に存在する。
カレも最初から行きたくない訳でもなかった。ただ、人生が時間によって、流れるように時間の経過によって、こう考えるようになったのであろう。”もう生きたくない。”
カレはもう動かない体を無理やりにでも、動かして何でもいいから体を動かせることをする。時間の流れを少しでも感じるためだ。
彼は時間の流れを感じにくくなった。カレ一人の空間だけが時間が止まったように、年も取らない、体も老けない.正しく不老不死であろう.
しかし、夢を叶えた先のことを考えなければならない.この先を予測して、人生を進もうとしないと行く道を迷ってしまって立ち止まりするしかない.カレのように
カレは毎日夢を見る、先のことを考えるために.考えた先に希望が有るように願い続けている.
しかし、無駄な努力は人を救わない.むしろ、状況を悪化させて、元に戻れなくなる.まるで、天から"お前は無駄なことをしたから罰をあげるから頭を冷せ."って言うように
そう、彼は今その罰を受けている.
「ちくしょ!!出られね!!! だれか..助けてくれ!!!!!」
カレは叫び続けている.このだれもいない世界で続けている.まるで過去の習慣が残ったように名前を叫んでいる.
そう、カレは天から崖から落ちる罰をもらったのだ.
そこは誰もない、何もない、何もなくても息は止まらない.
無限に孤独に生きる罰である.
続く、




