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乙女向けゲームの世界に転生したらしいけどどうすればいいの?(聞くな)

作者: 雨月

読んでて 合わない! っと思われたら逃げてー!超逃げてー!!無理はダメよー!!


一度、乙女向けゲーム世界に転生した というのを書いてみたくて、ノリでざっざか書いてみました。

短いです。

約30分クオリティですみません ←

乙女ゲームの世界に転生しましたー!

ひゃっほーい!!

・・・って気づいた高校の入学式。

なーんか、見たことのある感じだなぁ。これがデジャブ!? とか思っていたけど、この前インフルエンザで倒れた時に見た夢は夢じゃなかったみたいで、夢にしては記憶がはっきり残ってるなぁ とは思ったけど、やっぱり前世の記憶でした!

そして目の前には、ゲームで攻略した美男子が・・・!!

かっこいい!

が、やはり、周りの女の子も目をキラキラさせて美男子を見つめている。

ししししかも、私と同じクラスだとぉ!?

あ、主人公の女の子も同じクラスだ!

やっぱり可愛いねぇ(ほのぼの)


そこで、はたり と思い至るわけです。


乙女向けゲームの世界に転生したらしいけど、どうすればいいの・・・?


まず、1!!

頑張って大好きだったキャラを攻略してみる。


でも私の好きなキャラって、実家が裕福で家族との関係がごちゃごちゃしていて、それでちょっと性格歪んでいて、そんな歪んだ性格にもかかわらず真っ直ぐに接する主人公に惹かれ、デレていく・・・ という人物。

うーん・・・。

現実的に、歪んだ性格の人がいつデレるかわからないにもかかわらず、まっすぐに接することが出来る?私に?

私、思い出したけど、転生する前と全く変わらずにちょっと卑屈で暗い性格?っぽいよ?

皆と仲良く!! よりも、少人数の仲の良いことのほほん が大好きな人間に間違いはないよ?

そんな私が、歪んだ性格の子を支えて、うまくいかない時にも投げ捨てずにただひたすら愛を捧げれる?


うん。無理だ。


しかも、エンディング後のおまけで親族がうるさく言ってくるっていうのもあったなぁ~。

付き合って、結婚してもウザイ親族がいるのかぁ。

なしだな。



次、2!!

主人公のサポートをして行く末を楽しむ!!


・・・楽しそうだけど、楽しそうだけど・・・。

それ多分、色んなイケメンと出会えたり接触できて、きゃっきゃ出来そうだけど、主人公以外の友達を作る暇とか余裕なくなるよね・・・。

多分、他の子に僻まれたり、妬まれたりするよね・・・。

そして、卒業後、私は彼氏がいないにもかかわらず、いちゃいちゃカップルの主人公たちを見て楽しむ?私はおひとり様なのに??


無理だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

おひとり様さみしい とか思っててまさかの交通事故であっけなくお亡くなりになった前世を思い出すぅぅぅぅぅぅぅぅ!!


おひとり様だめ。怖い絶対。


1も2もなしだな。

ということで、3。

転生して若い体をゲットしたんだから、リア充を目指しつつ腐女子も、オタクも楽しむ。


うん。これが一番だな!

うまく頑張れば、攻略キャラとも普通に恋愛できるかもしれないし!

ダメでも、頑張って彼氏を作ろう。

男の子と話すの苦手とか言ってる場合じゃない。

女は度胸!


「よしっ!頑張るぞっ!!」

「気合入ってるね。」

「へ?」


隣の席の男の子は、攻略キャラの親友という、ゲームでいう顔ありの脇役の子で、穏やかな性格のちょっと押しの弱い子だった。


「う、うん。高校生になったから、頑張ろうかなぁ と」

「何を頑張るの?」

「え、えと、リアじゅ、」


と、素直に答えそうになって慌てて口元を手で押さえた。


 いきなりリア充になれるように頑張ろう!とか言ってる女子高生ってどうなの・・・!?


しまったぁぁぁぁぁぁ!! と思えば思うほど顔が赤くなる。


「くっ、あ、あはははははは・・・」


抑えようとしたものの、あっけなく爆笑する隣の席の林田くんを睨む。


「ご、ごめんね。でも、あまりにも真剣な顔でいうから、さっ、ご、ごめんね・・・」


そう言いつつも笑い続ける林田くん。

ちょっと笑いすぎじゃありませんかぁ?


「そんなに笑わなくても・・・」

「うんうん。ごめんごめん。お詫びに売店でジュースおごるから。」

「・・・売店って、何売ってるの?」

「ジュースとか、あ、コロッケも売ってるって聞いたことが・・・」

「コロッケ?コロッケが・・・!!」

「ぷっ、じゃ、コロッケおごろうか?」

「うんっ!!」


実は笑い上戸で、オタクな林田くんとはウマが合い、仲良く話している間に男友達から、何故か手をつなぐ男友達となり、


 あれ、男友達って・・・手、つ、繋がないよね・・・?


と赤くなる顔を隠すように俯けば、やっと気づいた? とばかりに性格悪そうな微笑みを浮かべる林田に気づいた高校2年の冬。


「あれ、これ、私もしかしてリア充してるんじゃ・・・!!」


と、林田に抱きしめられながら気づいた。


「ね、それ今言わなきゃいけないこと・・・?」


私の肩に顔を埋めながら疲れたように言われた。


 当初の予定を達成してたなんて、私、すごい頑張ったと思うんだけど・・・!!


とは思いつつも、あまりにも雰囲気を壊すのは可愛そうかなぁ と黙って恋人の胸に頭を擦り付けた。



乙女向けゲームの世界に転生したって、こんな風に幸せになってもいい・・・よね?





乙女向けゲーム世界に転生したのに、美男子が一度?しか出てこないという、ね。

いや、ほら、攻略キャラ書いたら他の方の作品とかぶると思いませんか?

そして雨月が書くと何かしら残念な人になること間違いなしですよ!!


お読みいただきありがとうございましたー

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