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プロローグ 白き光に導かれて

数ある作品の中から選んでいただきありがとうございます!

これからテラとハルト、そして異世界で出会う仲間たちとの物語を書いていきます!

薄暗い部屋の片隅で、黒川(くろかわ)ハルトはスマホを手に、同じ画面を何度も眺めていた。

MMORPGのクエストは達成しても、何の達成感も得られない。現実もどこか空虚だ。


「よし、今日はここまでか……」

スマホの画面をスリープにして、彼はベッドへと倒れ込む。学校にも行かず、外の世界から距離を置く毎日。

目を閉じても、心はどこか晴れないままだった。


やがて、重力が消えたかのように身体が宙に浮く感覚に包まれる。耳元に、女性の優しい声が響いた。


「ハルト様……聞こえますか?私はテラと申します」


まばゆい白い光の中に、落ち着いた母性溢れる美しい女性が現れた。


「なんだ……夢みたいだな、これ」

ハルトは半信半疑でつぶやく。


「夢だと思っているのですね?」

テラは微笑みながらそっとハルトを抱きしめた。


その瞬間、暖かく柔らかな感触と、ほのかな花の香りが肌に触れた。

リアルな感覚にハルトは驚き、顔を赤らめて動揺する。


「ちょ、え?どういう事なんだ?!」


テラは優しく頭を撫でながら言った。


「私の存在は夢でもないし妄想じゃない。あなたが選ばれたの。だからお願い、私の世界を救ってほしいの」


ハルトは戸惑った。初めての感覚、初めての体験。

そして神様という初めて見る存在。


勇敢な者などは一言で承諾するだろう。

ただ俺は躊躇した。


こんな俺でもその世界を救えるだろうか、このテラという神様を満足させれる結果にできるだろうか。

俺は抱きしめられながら思い悩んでいるとテラの抱きしめが強くなった。


「ハルト様、貴方様のお気持ちは物凄く分かります」

テラの声が耳元から囁かれる。


「貴方様の今の環境、自分が選ばれても最後まで戦えるか。そんな悩みを感じます」

「しかしハルト様ならできると信じてこうやって実体同士を密着させてお願いをしているのです」

「それに可愛い我が子だと思っておりますので♡」

艶かしいテラの声だった。


「ハルト様、お願いします。貴方様しかいないのです!」


ハルトはしばらく戸惑ったが、やがて心の奥底で何かが動き始めるのを感じた。

「……わかったよ。やってみるか、そんなに言うなら」


テラはにっこり微笑み、そっと手を差し伸べた。


「よい決断。私の加護を授けましょう。恐れずに。」

ハルトの視界が白く染まり、世界がゆっくりと変わっていった。

投稿日は土日祝以外投稿します。

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