ラムネの気持ち
だらだらと長く書き付けて来てきましたが、キリが良さそうなので、このエッセイは50エピソードに成ったら締めようか、と今思い立ちました。
辛く、苦しく、理解されない人生でした。
でも、誰かさんのように「生まれてきてごめんなさい」とは、言いません。
私はお酒もタバコも処方されない違法薬物もやっていません。何度か死に掛かりはしました。でも、心中なんか思い付きもしません。そして、これからは、自死をすら、考えないでしょう。
そうですね、今の気持ちは……ビー玉をまだ落とされていない、ラムネの液体、でしょうか。
アクアマリンにも似た、美しく閉じられている、少しイビツな視野のガラス瓶の中から、私は世界を見ています。
もし、ビー玉を落とされたら。
私は、弾け出るでしょう。
あなたの御手を、甘く濡らして、少しの粘度を持ってまとわりついた後、つっかえつっかえしながら、あなたに飲み下されるため、しゅわりしゅわりとその喉を刺激しつつ、やがて流れて呑まれるでしょう。
私は、今、ラムネの瓶の、その中にいる。
世界に出合うのが楽しみなような、怖いような、そんな気持ちでこの2025年の夏を迎えることになっておるのです。
私のこと、あなたは、恐いですか?
見て見ぬふりを、したいのですか?
見るのは良いけど、関わりたくはない、のでしょうか。
私は……ただの、人です。
マイノリティだけれど、珍しげに見えるかも知れないけれど、ただの、人間です。
私はいきます。
ラムネの瓶から、飛び出して、活きます!
私ももう、42才になるのです。
待っていては、なくなって仕舞うかもしれないのです。時間は、余りに、酷なことを私に課しました。
残りの時間、全てを使って、私は私を表現しきらなければならない。己と云うものを、体現しなければ、ならないのです。
お願い事が有ります。
私の脳が眠ったら、私を勝手に発信するAIなんかは造らないでください。
私の事は、私にしか任せないで下さい。
私が生きていた証を、他の何かに託さないで。いま、生きているこの私だけを、私として見て聴いて下さいませね。
だから、宮沢賢治のように、その死後、評価されるのなんて、まっぴらごめんこうむりたいのです。
私を生きている間、相手にしなかったのなら、それはそれで、1つの人類の在り方、決断で在ったのですから、私の書いたアレコレを、死後に刊行することは断固として禁じたいのです。
私は、このように生き、人びとは、私を、遂に理解し得なかった。それで、良いのです。私はちっとも寂しくありません、淋しくもありません。
私には、夫と愛犬がおります。
毎年『なおき』賞を狙っております。
私の夫の名前はーー直樹、ですから。
なおき賞は毎年該当者なし、だそうです。
いつかあの人に読まれるように、私は紙の作家になる野望を捨てきれません。
このサイトからではなく、昔大好きだった近現代日本文學の文庫本を沢山出してくれていた、某出版社からのデビューを夢見ています。
ショウセツカニナロウ、は国文学を修めた私には、心の痛むサイト名です。
かつて、友人の為にユーザー登録をし、作を出し始め……退会は2回? 3回? しました。だって、私『小説を書こう』という気持ちしか、無いのですもの、ナロウ、では違います。そういった気持ちでは、インターネットに作を上げておりません。
使い捨てになっちゃうな、未発表でなくなるから、出版社へ持ち込めないな、という気持ちで、それでも考えるところがあって、作を出しているのです。
だから、あんまり私の前でナロウナロウと言わないで頂きたい、というのが本音であったりします。
そろそろ、作を出す媒体を変える時機なのだろうなぁ、とも思っております。
私はASDです。語弊を恐れずに言うなら、『自閉症』です。交流は不得手なのです。
このサイトの強味の1つには、作家同士の交流も入ってくると思います。
これが不得手であったり、セルフマーケティングを積極的に出来ない作者であると……、良作を積もうが、読まれないのです……。
つまり、私には、余り合っていないという事になります。
判っていますよ。
わかって、います。
だから、そろそろ、終わりにしたいのです。
なかなかの文量を無償で書いたと思います。サービスサービスです。
でも、同じ無料なら、自分に合った場所に、私は移りたく思います。
紙の方の落選作も拵えないと、いけませんし、ね。
はい!!!
と、いうわけで、私は未開封ラムネ瓶の中で、それはもう、しゅわりしゅわりとしております。
今年の芥川賞、直木賞が無かったことに、私はなんだか感心しております。
ちゃんと、日本文學は生きていて、見るべき人が見ているのだな、と思いました。
とある本屋さんでは『選考できない程の名作ぞろい』と銘打って売り出しているのを、私は見つけました。素晴らしい戦法ですね☆
私は目下『なおき』賞を目指しております。皆様の筆に、佳きお力が宿りますよう、お祈り申し上げます。
相市 思咲




