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私+君  作者: イガコ
27/37

タイトル未定2024/09/13 13:37

彼は不気味な笑みを浮かべた。

「簡単に言えば脳が停止した」

私はそれを聞き、固まった。

「え?」彼はその反応を見て真剣なのかわからない顔になった。

「というかお前な!自分から飛び降りるって自殺しようと思ってるのかよ!」急に彼は大きな声を出した。

「自殺はしようと思ってないけど…」確かに考えてみれば、君にも止められたのに、飛び降りた。

これは自殺行為だといってもおかしくないだろう。

「まあ、これからお前はどうするんだ?」バンダイルスに訊かれて私は言葉に詰まった。

今はいったいどうなっているのかもわからないし、戻る方法もわからない。

「とりあえずついてこい」言葉に詰まっていると、彼は私の手を引いて歩き始めた。

抵抗しようともしたが、彼の手はまるでめちゃくちゃ大きな人だ。

普通のすらりとした人にしか見えないのに、腕がびくともしなかった。

私の抵抗で腕が動くことはなかったからだ。

強くつかんでいるわけでもなかった。なのに、外すことができなかった。

「どこに行くんですか?」私は怖いという気持ちを抑えて訊いてみた。

彼は前を向いたまま答えた。「お前の行くべきところだよ」それだけではわからなかったが、口を閉じておいた。

彼から何も話すなというようなオーラが感じ取れたからだ。

「ついたぞ」彼に言われて私は気づいた。さっきまでボーっと歩いていたのでその間何が起こったのかを覚えていない。

だが、目の前には扉があった。「ここを通ればお前の望みはかなう。だが、この扉を通ればすべてを忘れる」私はそれを聞き、ビクリとした。

「頭を打ったときから今までの記憶がすべて消えてしまう。それでもいいならここを通れ」私は数分考えてから答えを決めた。

私はドアノブをつかんだ。その姿を見て、どういう意味なのかは彼にもわかったようだった。

「それを選ぶか。それじゃあ、またいつか、また再開できると願っているよ」彼はくるりと振り返り、そのまま歩いていった。

私は彼にもう一言いいたかった。だが、それよりも前にドアノブが勝手に回り、ドアが開いた。

私はそのまま吸い込まれるように入っていった。


気が付くと、私はベッドに寝ていた。

「ここは…?」周りを見ると、そこは病院だった。

ああ、多分頭を打ったからなんだ…

私はジンジンする頭を撫でた。

結構いたかったからだ。

「あ!」ちょうど入ってきたのは君だった。

君は私に気づくと飛びついてきた。

今まで見たことないように君は泣いていた。

まるで幼い子供のようだ。

「別に1回頭を打ったぐらいで大げさだね」それを聞き、君は急に茫然と私を見てきた。

私は今言ったことを思い出した。別におかしなところはない。

「覚えてないの?」私は思い出そうとした。

地面に落ちる寸前までは覚えている。

別に、他にあったことはないと思う。

「何を?」私は君に訊いた。

その場は少しの間沈黙に落ちいた。

横を見てみると、そこには頭に包帯を巻いた女の子が寝そべっていた。

私と同じ時に頭を打ったのだろう。何かで。


『私は』

だが、君の言っているのとが全く理解できなかった。

『わからなかった』

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