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私+君  作者: イガコ
15/37

わたしは多分疲れていたんだと思う

私は苦笑いした。

「ばいばい」君はそのまま窓の中に消えていった。

だが、それから1時間ほどすると家の前でまたであった。

「おはよう」君は何も起きなかったかのように接してきた。

「お、おはよう」君と同じような反応はできなかった。昨日のことを思い出すと。

君は私と一緒に歩き始めた。「昨日の夜のことだけどさ、何も覚えてないけど本当に何が起こったの?」

本当に何も覚えていないようだったが、教えなかった。「内緒」私は口のチャックをきっちりと閉めた。

君は悔しんでいたが、それを見ると少し笑ってしまった。それにつられて君も笑った。

だが、学校に遅れると気づき、私たちは全速力で学校目指して走った。

ついたときにはまだまだ時間があると分かり、走る理由がなかったと気づいたときには悔やんだ。

だから、待っている間は2人でずっと話していた。

時間を見てみると後数分で学校が始まる時間になるときで、私たちはまた走り出した。今度は教室めがけて。

だが、しまいには今日は始まる時間が15分遅れたらしく、また教室でもぺちゃくちゃと話すことになった。

今度はちゃんと席に着いて。

先生が入ってきたのはぴったり15分後だった。多分先生は外で待っていたのだろう。

学校の終わりまでは何一つとしておかしなことは起こらなかった。

私が時々、君を助けないといけなかっただけだ。君は1本しか今は腕がないのだから。


学校が終わるともちろん君と2人で歩いていた。

だが、後ろから2人ついてきていた。

「よお、お前ら仲がいいな」1人は少し絡まれたくない人で、もう一人はおどおどとしていた。

私は目をそらすことだけした。それだけで君は私が一人のことを苦手だと察したらしい。

「お前なあ」君からメラメラと濃い紫の期待が漏れ出てき始めた気がした。私に絡んでいた彼も同じようだ。

彼の名前は憶えていないが、高橋(たかはし)何かだったと思う。私は名前を覚えるのが苦手だからだ。君の名前も覚えていない気がする。

だが、訊く勇気がなかった。訊いて嫌われたらどうしようって思ってしまうからだ。私は気が弱い。

「お、おい、ためよ…な」君はゆっくりと高橋に近寄っていた。「彼女が嫌がっているのはわかっているだろう」

すると、彼の顔から恐怖はうそだったかのように消えた。「同だったのか?」どうやら彼はそのことを一切気付いていなかったようだ。

「まじで気づかなかったのか?」君は疑っていたが、高橋はコクコクと頭を上下に振った。どうやら君はそれを信じたようで、殺気を消した。

彼は肩をおおとして、地面に倒れこんだ。「だ、大丈夫?」もう1人がそろそろと寄った。彼の名前は確か…なんちゃら晴馬(はるま)だった気がする。

彼は高橋を起き上がらせると君を見た。「すみませんでしたー!」彼でもあそこまで大きな声を出せるとは私でも驚いた。晴馬は高橋を引きずりながら逃げていった。

「いったい何だったんだ?」君は頭を書きつつ、私の手を引いた。「さあ、家に帰るよ」

家の前で分かれると私は自分の部屋に飛び込んだ。

今日は学校で疲れたので私のベッドはとても素敵な場所だった。

だが、問題はベッドに触れてから1秒後にはもう寝ていたということだろう。


『私は』

私はいびきをかかずに平然と寝ていた。

『多分疲れていたんだと思う』

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