残念な邪神くん
短いです(;´Д`)
もうすぐだ、もうすぐ機が熟す
俺が世界を手にいれる日がやって来るのだ!
世界を混乱に陥れ、恐怖という糧を得て俺は最強になるのだ。
そして忌々しいあの女を・・・
今度こそぶっ潰してやる!!
その為にあの頭が足りなそうな異世界人の属性を偽装し
同じく頭の弱い第三妃をそそのかし神官長と魔導士長を誘導したのだ。
ばれないようにひっそりと手を廻した。魔法も使ってない。
いや微弱な物しか使ってない・・・はずだ。
大丈夫、今度は成功するはずだ!
ふふふ ははは わぁーはっはっはっは
おお門が光り始めた、門が開く。
俺様ふっかー・・・
『あ?・・・』
異界門を勢いよく開き出て来ようとした手を止め邪神は固まった。
すぐさま我を取り戻し、身を引っ込めて門を閉じようとしたが・・・
ぐいっ
差し込まれた足によってそれは阻まれた。
・・・・・・・・
マズイ・・・
逃げ出したいと思ったが遅かった。
『1000年ぶりかしらねぇ?
人の顔見るなり帰ろうとするなんて随分と失礼ですね。
それとも・・・
1000年の間に 挨拶 も忘れてしまったのかしら?』
『お・・おお・・おおお・・・おひさしぶりでしゅ・・・』
ぐいと邪心の首根っこを掴み 門から引きずりだしたその手は・・・
大叔母であるアンファのものだった。
『邪神ともあろう者が威厳もなにもあったものではありませんね。
まったくこの1000年、あなたは何をしていたのです。
なんの反省も進歩もありませんよね?
まさかたった1000年で私が居なくなったとでも?』
『いえまさか・・・そんな・・・めっそうもない・・・。』
『いいでしょう、まだ解らないのであれば・・・。
1000年前の続きをしましょうか。』
『ヒェッ』
言うが早いかアンファは邪神を小脇に抱え、勢いよくズボンを下げた。
パァンッ パァンッ パァンッ
『私の身内に手出しする事は許さないと言いましたよね?』
パァンッ
『あの時無い手許しをこうたのは偽りでしたか?』
パァンッ パァンッ
『世界が欲しいならば姑息な手を使わずに己が身で手にしてみろとも言いましたよね?』
パァンッ パァンッ パァンッ
『それが出来ないのならば大人しくしておきなさいとも言いましたよね?』
パァンッ
『で・・・ですが・・・私は・・邪神なので・・・正攻法は・・・』
『だまらっしゃい!!
苦手だからと逃げるから駄目なのです!
もういちど2歳からやりなおしてらっしゃい!!
今度は家庭教師をつけてあげましょう。』
『ひぃ・・・』
アンファは邪神の尻を1つ打つたび1年のエネルギーを吸収していく。
つまり2歳まで後988回の尻たたきが残っているのである。
『二度と出て来ませんから! 引きこもりますから!
一応成人ですし羞恥心もあるんですよぉぉぉぉ』
『甘えるんじゃありません!
1000年前そう言って手加減したのが間違えでした!』
パンパンスパパンッ スパパパパーンッ
そう言って速度を上げ、ひたすら尻内を続けるアンファ。
1000年前にもこうやって邪神を退け 邪神から吸収したエネルギーで今なお健在。
やはり大叔母は最強だと思いつつ
邪神よりも強い大叔母はいったいなんなのだとも思うのであった。
おかしい、わし邪神なのに・・・
一応神なのに・・・
なんで毎回この女に尻叩かれてんだろう・・・
もう邪神辞めようかな・・・。クスン
邪神君はまず頭の弱い子を操るのを辞めればいいと思います!