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とりあえず、異世界。

「……どこだし、ここ。」


 私は芝生?の中にどどん、と仰向けになっている。目の先には、バカみたいに広い青空。


「……最後に寝た場所、自分の部屋のベッドじゃなかったか…? 何があったんだ私……。」


 自問自答してみる。が、勿論答えは出ない。とりあえず昨晩のことを思い出してみる。

 確か、仕事の残業で疲れ、着替えもせずスマホ片手にベッドにダイブで寝た。だからだろうか、右手にスマホがあった。付けたところで意味ないが、なんとなく電源を付けてみる。

 電池残量60%。


「あーあ、圏外じゃんここ。しかも持ち物これだけとか、つら…。」


 私はスマホを持つ手を投げやりに元の位置に戻す。そして暫くの放心。

 やっと起き上がったのは3分後の事だった。


「……すげー。果てしない草原&青空。」


 とりあえず、私は360度ぐるりと周りを見渡す。すると。


「何だ……?あの禍々しい城は。」


 見るからにTHE・魔王城、があった。残念ながら他に建物らしき物は一切無い。それにしても、澄み切った青空だな……。ん、城?


「まぁ……とりあえず、行ってみっか。」


 深いため息と共に、私は重い足取りで禍々しい城へと歩き出す。


 あー、憂鬱。

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