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79/124

79.尋問(残酷な描写あり)

少し残酷な表現があります。

苦手な方は飛ばして下さい。








「うぅぅ!うぅぅ!」


違う違うと一生懸命に喋ろうとするバーンズにシモンは冷ややかな目で見つめる。


「違う…やめてくれ…って言いたいのか?」


コクコク!!


バーンズが勢いよく頷く。


「お前はここにいる子達が同じ事を言った時何をした?この道具を使ったのか?助けて、やめてと叫ぶ子供達の願いを聞いてやったのか?」


回収した写真をバーンズに突きつけて睨みつける。


「うっ…」


バーンズは思わず目を逸らしてしまった。


「だよなぁ…あんな写真を保管して…こんな道具を集めてた奴が助けてやるわけ無いよな…」


シモンはバーンズの顔に巻いてあった包帯を乱暴に引き剥がした。


「あっあっ…あー」


すると支えていた顎が落ちて口が開けっ放しになる…ヨダレが垂れてきてなにか言おうとしてるのかバーンズの不気味な声だけが漏れた。


「何を言いたいのかさっぱりだ」


「口が閉じれないってのも結構辛いよな…包帯を巻いてやろうか?」


「ん!ん!」


コクコクと頷くと


「なら今この写真の子達がどうなっているか教えろ…そうすれば舌を抜くのは勘弁してやる」


「んー!んー!」


知らんとばかりに首を横に動かした。


「はぁ…お前はこんな状況になってまでまだ嘘をつくのか?俺達が本当はやらないとでも思っているのか?」


シモンが呆れてバーンズを見つめると、バーンズはじっとシモンを見つめ返した。


「じゃあ解らせてやるよ…なぁ知ってるか?耳が二つあるわけ…」


バーンズはいきなり変な質問に怪訝な顔をする。


「俺は知ってる。一つ取っても大丈夫なようにだ」


隣でルーカスがそう言うと…ナイフを取り出し躊躇なくバーンズの耳を削ぎ落とした。


「あ゛あ゛あ゛あ゛ーー!!」


バーンズの悲鳴が地下に響き渡った。


「おお!どんどんイケメンになるなぁ~顔も潰れて耳もない…次はどうする?鼻の穴を一つにするか?それとも指を潰していくか?子供の居場所と名前を言え!言わなければ指を一本ずつ潰していく」


シモンがにっこりと笑った。


「あ゛…あ゛…」


ヨダレをダラダラと垂らしながら俯いた。


「んー話を聞いてないのか?ならまずは一本」


ルーカスが石の机を用意すると、縛っていた手を解放して石の台に置いた。


「指を広げろ」


バーンズは首を振って拳を握る。


「まぁいいよ、それなら全部潰すだけだから…」


ルーカスはハンマーを掴むと上に振り上げた。


「ん゛ーー!!!」


バーンズが慌てて手を引こうとするがビクともしない、焦って首を激しく動かす。


「何か言う気になったかのか?」


コクコク!!


「じゃあ教えるんだな?ここに写っている子達にした事を…」


コクリ…


バーンズは弱々しく頷いた。


喋れないバーンズに紙とペンを渡すと事のあらましを書かせる。


すぐ近くで見張りながら内容を確認すると…


「本当に…吐き気がする」


「こんな奴を野放しにしていたなんて」


あまりの内容に顔をしかめた。


「どいつに売ったのか事細かに書けよ…」


シモンがそう言うとバーンズの手が止まった。


どうやら書くことを躊躇しているようだった。


「わかってないな…お前に拒否権なんてものはないんだ…もちろん人権もな」


ルーカスはバーンズの腕を掴むとまた椅子に縛り上げた。


足も開いて縛り付ける。


「他にもう一つ二つあるものが何かわかるか?」


そう言ってズボンを引き裂いた。


バーンズは下半身を晒されると…


「んー!んー!ん゛ー!」


喚めいているが無視する…そして先程のハンマーを握りしめると…


「もう二度とお前の被害者が増えないように…」


ルーカスは思いっきりバーンズの股間目掛けてハンマーを振り下ろした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 失語症の子供ってうまい設定だなぁと読み進めてたら、急にイケメンがキスし出してはわわと顔を覆った手の隙間から読み進めてたら、急にガチな拷問シーンが始まった。 面白いけど感情が混乱してます。
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