表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先で最強の元奥さん達?が待っている。~これはハーレムと言って良いのだろうか?~  作者: ユウヒ シンジ
第4章 ラングトン大学 試験編
28/90

試験を終えて2

試験後のお話になります。

読んでいただけると嬉しいです。

そういえばミッシェルの事言い忘れてたからちょっとその後。

試験会場で、魔人のクローラルとの話が終わった後、気絶している間にミッシェルの腕をクローラルが法術でいとも簡単にくっつけて治してしまった。

ただ見ていたけど結構グロかったけど。

切り口同士がこう、ウネウネと筋肉や血管が繋がる様は見ていて気持ちいいもんじゃ無かったね。

カーリーなんか怖がって僕に抱き着いて来たからね。

え?本当だよ?別に抱き着きたいだけでって訳じゃない、はず、だよね?

まあ、それは置いといて、王宮からも増援部隊が駆けつけて来たけど、その時には悪魔はいないので、執拗に質問されました。

なんとか、ヴェルデが言い繕って、善戦はしたけど逃げられた事にしてしまいました。

まさか目の前にいる美しい女性が当の本人と言っても信用されないし、言うつもりもなかった。

国王が自分達にとって敵である可能性が高いからね。

そんなこんなで試験は途中で中断したけど、それまでの採点で合否を決めるところまでは何とかなったみたい。

ヴェルデ曰く、僕とカーリーは問題なく合格だそうだ。

で、今こうしてクローラルを含めて皆で食事しようって事になったんだけど。


はあ~、聞かなきゃいけないんだろうな。


「二人いるの?」


「そうよ。」


平然と言い切るヴェルデにただニコニコするばかりのフラム。

カーリーは目を丸くして驚いていた。


「何故、解るの?」


僕は、葡萄酒を金属製のグラスについでゆっくりと味を確かめる様に飲むヴェルデに質問をなげかけてみた。

すると、僕の顔をトロンとした瞳でじっと見て話し出す。

結構酔ってないか、ヴェルデ。


「良いい?タクミ、まず私の属性元素は木の属性一つなの。それでフラムが火の属性ね。」


『タクミ様、つむぎさんに与えられた属性元素は五つの筈ですよ。』


エルが念話で指摘してきた。

確かにそう聞いていたよな。


「私達はクロちゃん達の作った時空魔道器の失敗作で体を消し飛ばされ魂も神格もそして属性元素もばらばらに分けられたらしいいと言う事よ。だから、私と、フラム、そしてカーリーの属性元素以外の後二つの元素を持っている女の子が居るはずなのよ。どういう理屈かは今のところ解らないけど、もしかしたら時空魔法って、神様達が魂のの管理をして転生や誕生に関わる(ことわり)に類似する物があるのかも知れないわ。」


酔っているわりにハッキリとした口調で話すヴェルデ。

酒には結構強そうだな。


「でも、そうすると、カーリーはどうなんだ? 属性元素を三つも持っているよ?」


「それは多分、カーリーのお母さんかお父さんの持っている属性元素を引き継いでいるんじゃないかと思うの。どう?カーリー、お父さんとお母さんの属性元素って何か知ってる?」


そう問われてカーリーは即答する。


「えっと、お母さんが火と木の属性で、お父さんは火の属性だけかな?」


「で、カーリーの持ち元素は、土と火と木の3元素という事になってるから、火と木を両親から受け継いだと思うの。」


「なるほどね。そうすると、ヴェルデとフラムの両親は魔法元素持って無かったの?」


「ううん、持ってたけど私もフラムも両親が同じ元素だったんで変わらなかったの。」


つまり、カーリーは、かなりラッキーだったのか、それともヴェルデ達の運が悪過ぎたのかな?

苦労したんだろうね。


「つまり血のつながりを持てばその人の性質を受けとる事が出来る可能性があると私は思ってるんだけどね。」


「なんだ確信じゃないの?」


「今までの状況を考えたらそれが一番しっくりくるのよ。但し、普通の人ではそういう事例は見たこと無いから、私達みたいに神格とかがある特例的な存在に限られるのかもしれないわね。」


なるほど、まあ確かに僕もその説は納得しやすいかな。

でも、待てよ?

僕の光と闇以外に火と木と土の属性を持っていたのはどういう事だ?


「ヴェルデ、この間、冒険者組合で元素魔法のチェックされたんだけど、光と闇の元素以外に、カーリーと同じ火と木と土の3元素の反応があったんだよね。どういう事か解る?」


「今、何て言ったの?タクミ」


「え?だから、光と闇、以外に、3元素の属性の反応が有ったって言ったんだけど?」


あ、ヴェルデの顔がどんどん険しくなって来たんだけど、何かまずい事言ったかな?

あ、どんどん近づいて来る。

ああ、何か凄く怒ってるのかな?

顔が怖いよ、ヴェルデ。


「タクミ!まさかカーリーと、もうやってしまったの?!」


「「???」」


「やって、て何を?」


僕は初めヴェルデが何を言っているのか判らなかった。

でも、カーリーは僕の横で縮こまって顔を赤くしてるし、それを見てヴェルデはさらに怒り出して泣きはじめてしまった。

何が何だか判らん。


「まさか、7才なのにもうカーリーと一線を超えてた何て・・・・。」


涙目のまま、僕とカーリーを交互に見ながら淡々と話すヴェルデ。

ちょーと待てよ、おい。


「こら!まさか僕とカーリーがもう何をしたっていうのか?」


「だって!カーリーが顔を赤くしてるし、何よりも属性がタクミの属性が物語ってるわよ!」


待てよ、属性が?つまりさっきのヴェルデの話しで言うと、血の繋がり、つまり何らかの方法で血かそれに近い物が相手に入れば、相手の属性を引き継ぐ事が出来るという。

つまりそれは、僕がカーリーに何をして、何を入れたからって事か!


「いやいやいやいやいやや、それは無いって! 絶対に無いから! それに、一応僕は7才の子供何だよ! まだ出来ないって!!」


うわあ~、ヴェルデじと目で見てるよこっちを。

また続きを読んでいただけたらと思いながら、次も頑張ります。

読んでいただいて有難う御座います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ