表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始まりはネコで終わりはドコ?残りの人生を異世界で!!  作者: ルイ
第一章『始まりはネコ』
4/6

第四話「世界選択」

「では、今から紹介する3つの世界から一つ選んでいただくことになりますからね。」

自分の思考はまだうまく再起動してはいなかったが、新しい世界に転生できることに心が弾むのが分かった。

すぐに思考を取り戻し、その選択の中に自分があこがれるようなRPGのような世界があることを望んだ。

「はい!!よろしくお願いします!」

「えぇ、一つ目は、『クレアゼオン』この世界は、あなたたちで言う、妖精や聖霊と言った種族が主な人口を占めているわ、今の世界では5つの大きな国に別れています。戦争が絶えない世界で、いつも領地争いを互いの国同士でやってるわ。あぁ、あとは魔法というものもあるわよ、ただしこの世界に行ったのならば、早めに死んでしまうかもしれないけれど。」

クレアゼオンという世界は、創造という意味合いの世界だそうだ。

500年前は平和だったそうだが、魔法道具という名の日常品が、戦争の領地争いで使われるようになり、魔法兵器として作り替えられてしまっているそうだ。それが戦争を激化させているらしく、戦争を収めて、英雄っぽく二もなりたい気持ちもあるのだが、自分にはちょっとメンタル面で向いていない気がするのでお断りを入れよう。

自分的には一番会いたい種族ベスト10には入る種族だが、やはり早死にはもうさんざんだ。

別のを頼もう!!

(それに、そんな世界には清楚女子は居なさそうだ。神官やそっち系のヒトが清楚系になるんだろうなぁ。ま、可愛い子なら良いけど!)

「まぁ、それはちょっと・・・無理かなぁ・・。別のお願いします!」

「そうよねぇ、危ないものね。男の子は喜ぶと思ったんだけど・・。」

バトルが好きな男の子でも、さすがに戦争はいやです。

・・・たぶん。

「次もダメかしら?二つ目の世界は『エナァーピオ』という世界よ。あなたたちで言う、近未来の世界よ。種族は人間しか居ないけれども、アンドロイドなどの機械が作り出されているわ。けれど魔法なんてものは存在しないわ。代わりに、銃などの武器が進化を遂げているんだけれど、貧富の差がとても激しいわ。奴隷なんてものも存在するから、アンドロイドなんてもの生産が間に合わず、お金持ちの人たちしか持っていないような自慢品だから、あんまりひどい失敗をすると折檻や、奴隷に落とされてしまうこともある世界ね。」

どうする?

と聞かれても、この世界の名前の意味合いは銃だそうだ。人口のほとんどが奴隷や折檻を受けたことがある人が占めているそうで、平和な世界だそうだが、独裁政権が執行されているそうなのであんまり好きな世界とは言いづらいだろう。

(奴隷の女の子も良いけど、なんか・・・奴隷が当たり前の世界じゃそれは通用しないもんなぁ・・・次を頼もう!!)

「次お願いします!」

「えぇ、三つ目の世界は『フィーニス』という世界よ。まぁ、いわば、魔王が居る世界ね。」

(魔王だとぉおおおおおお!!!!来ましたよ!!来ました!ここで俺が冒険に出る勇者になって王国を救い!攫われた姫を助けるのだ!!そのまま・・・グフフ・・・)

やっぱり転生先と言えば魔王が居る世界!!お決まりなんだが。お決まり過ぎるんだが、不動の人気を誇るんじゃないのかね?ないのかね?!

説明をほとんど聞いていないが、まぁ、そこで良いだろう!!決まりだ、決まり!!


「じゃぁそこでお願いします!!魔法も剣もあるんでしょ?いろんな種族も居る!完璧ですよ!!そうですよね?」

聞いていなかったので大事なところは確認だ。

あと

「ところで、可愛い子達います?」

これも大事だ。

「え?えぇ。いるわ。どんな世界にも美女は居るしね。魔法も剣もあるし、他種族が多数存在している世界よ?今は勇者は居ないけれど、いいんじゃないかしら?戦争も少ないし。男の子は勇者になりたいものねぇ。」

わかっていらっしゃる!!さすが神様だ!!

ところで、

「3つの願いを聞いていただけるんでしたよね?」

俺はこれを有効活用する!!

「えぇ、もちろんよ。ああそれと・・・」


後ろで俺のやりとりを見ていたシニガミとテンシニバンは驚いたような顔をしていた。

シニガミが「やめといたら?」と目で訴えていたが、俺には関係ない!!

このことを後で俺は後悔することになるとはこのときの俺は思っても見なかった。


「あと連れにシニガミを一人つけるわね。十四番目のシニガミと仲が良さそうだし。猫の姿でついて行けば問題ないわよね。私たちとのやりとりの手伝いをしてもらうようにしましょう。一ヶ月に一回しかやりとりは出来ないわ。そうそう、歳は今の歳から始めるわね。生まれるところから始められないから、サポートが必要でしょう?」

後ろでその話を聞いているシニガミはポカンと口を縦に開き突っ立ている。

その横では、今にも吹き出しそうなのを堪えているテンシニバンがいた。顔が真っ赤だ。諦めて笑ったら良いんじゃないだろうか?

「ありがとうございます!」


まぁ、まぁ!女の子じゃなくてもこれから出会いがあるし。猫だし!!イケメンじゃないし!!

(敵ではないな)


『お友達は大切にするのよ?りゅーちゃん!』

偉大なる母よ、応えよう。

えぇ、大切にしますとも!猫好き男子ってモテるってきいたことありますから~!







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ