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おちゃー こうちゃー

一同は摘み取ってそのままムシロで干していた茶葉をひたすら揉んでいる


「調子に乗って摘みすぎたかなぁ」


「ぶつくさ言わないっ、気合いを入れて揉むのよっ」


「オネェサマ、この位で大丈夫デハ?」


「駄目っ、もっと手にへばり付く位に揉むのよっ」


干してしなびた状態に成った葉を揉んで団子状にし、それを体重掛けて更に更に揉みこむ

途中で茎を除きながら解しては揉み、丸めては揉む


「まだ手付かずの葉が半分かぁ、そろそろ夕飯時じゃ無いか?」


「まだまだよっ、手を止めないっ、そこっもっと腰を入れて揉むっ、こうよっ、こうっ」


「鬼軍曹デス、鬼軍曹が居マス」


「頑張った子にはカップスターが有るわよっ」


「軍曹殿、自分は醤油味が良いであります」


「馬鹿言ってないで手を動かすっ、気合いをっ、入っれっろーっ」


作業は深夜に及んだ

尚、途中に挟んだ休憩で、べるでとアンは味噌味派だった事が判明した


揉みあがった茶葉は丸めて濡れ布巾を掛けて寝た


翌朝、空蒸しして土間で干す頃にはそれっぽい良い香りが漂っていた


べるではノートに揉み具合と蒸し時間や出来具合のメモを取っている 研究熱心だ

アンは力尽きてまだ寝てる


え?まだやるの?そうですか、実はあなたが一番のおn、、、


八尾は黙って籠を抱え庭に出た


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