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ゆうしゃのメモ

ご来場・ご閲覧ありがとうございます。

 

 ___どこからともなく、彼らの話し声。


「…勇者の、メモ?変な企画を作るね」

「まぁ誤解を受けないためには必要だとは思うわ」

「こんなもの一々気にしていられるか」

「メモっつったってわたし位しかメモとってないんだけどね。」



 ー



 注意!

 この小説に萌えを求めてはいけません。

 まず現実逃避には向きません。

 テンプレなんてあったもんじゃありません。

 チョロインなんていません。

 主人公は嫌われるのがお仕事です。

 主人公以外の男性出まくります。

 肌色成分減量中です(伝勇は特に大サービス)。

 お使いと遠回り成分増大中です(伝勇は特ry)

 ヘイトたまります。負けます死にます逃げまくります。

 ラノベでもないし純文学とか重たいものでもありません。

 ラノベ「ほどではない」けど軽めの文芸…みたいなね

 小説大して読まないので何とも言えませんけれどね…。




 ◇改行が多めですが、文字数は大体一話四千~六千程度です。読みやすさ要素だと思って頂ければ。アンドほぼ不定期更新です。文字数も関係しますね…多いときは一週間以上掛かります。(ヴァカだから入力遅いんですよブラインドタッチなんて出来やしないし他のことがry



 ◇一部世界観の考慮により表現が独特(普通の目で見たら間違っている・変な部分)になる可能性があります。


 そういう時はすぐにブラウザバックしないで、最後まで読んだ後あとがきを読んでいただけると幸いです。


(変な表現があれば基本あとがきで理由を解説しています。解説がなければそれがただの誤字誤用かもしれないので、生温かな目と感情で教えていただけると助かります。)




 ◇完結の目処は立っておりません(ストーリー創りの都合上)。


 都合上:僕はもともと話を進めるように話描く人じゃないんですよネ。


 ブログ読んだ方は知ってるかもですが、オープニングとエンディングのその間を無限に作っていく、言わばエンディングを先に公開する手法を取っています。

 なろうではそんなことしません(たぶん)が、本当の本編の方は自分が死ぬまで完結させるは気ないです。

 つまりブログ掲載のものとなろうでは差異が発生する可能性がありますのでご注意ください。


 まぁ…ここまで書けばお察しいただけていると思いますが、ブログでは盛大なネタバレを起こします。


 10話書いてたのに次に公開されるのが40話くらい飛んでるだろって話とか、人物設定の記事がネタバレ大有りとか普通なので、嫌な方は小説家になろうで読んでくださいね。


 ブログ以外で挿絵が見たいって?Twitterにでも行ってください、そこに行けば腐り過ぎてて(物理)眼が潰れそうになる(物理)イラストがうじゃうじゃ(物理)ですよ。見たいのはそれですよね…?え、それじゃない…?


 あ、でも小説家になろうでは(内容が違うかもしれないけど)完結します(おそらく)。




 ◇感想、レビュー受け付けておりますが、誤字脱字・誤用以外の物語にかかわる事柄については変更することはございませんと、いうか出来ません。予めご了承下さい。


 先述の通り、ブログにも掲載していますが、コメント(感想とか)は小説家になろうでお願いします。

 そもそも僕の運営するブログはコメント機能無いのですがね。




 ◇これは初めて「文章に書き起こした」作品となってます。今まで頭の中にしか記していなかったので(メモすら取らない阿保)、何かと変なところがあります。

 基本的に自分の描きたいようにしかやりません。そもそも物語なんぞ公開するために作って無かったわけですし。

 設定が多かろうが面倒だろうが理解しにくかろうが、全部自分の好きなようにやらせていただきます。


 つまりプロット書いてない(ぜんぶあたまのなか)



 ー


 以下、基本的な設定(読む前に知っておいてほしい世界設定)です。


 多分この先は訳の分からない事をだらッだらつらッつら(えが)いているだけになりますので、小説読んでから「ん?」って思った時にここを見るのがいいかもしれません。


 ネタバレは極力伏せていますが、魔法体系の所は若干ストーリーで語られているものがあります。ある意味ネタバレになってしまっているので、そこだけは注意を。


 普通に読んだらただの時間の無d…ごほん。




 いつもは世界とキャラの設定の膨大さがウリですが、この作品はあえてキャラクター個人設定はシンプルにしてあります。


 もちろん、世界設定は独自設定もバリバリでうッッッざい作りです。僕の世界にご都合主義なんぞ僕が許しませんからネ。


 僕がこの世界の中にいる前提の解説です。ガイドというか、案内されている感じだと思っていただければ。



 ◇世界観



 当たり前のように中世ヨーロッパ基準の世界です。それに魔法とかの力が加わって…なのですが。


 シナリオ描く人は知ってるかもしれませんが、基本ファンタジーで描かれる世界は、中世ヨーロッパだけの世界観では味気ない話になるので、中世ヨーロッパを基盤としつつ近世など他の時代のいいとこどりしている場合が多いです。


 この世界もその「混ぜた世界」に倣ってはいるのですが、それってある意味できないことなんですよね。

「どうやって混ざったのか」というのは、やっぱり外してはならない。


 ネタバレしないようにボカして書くのでくっそ分かりにくいんですが、

 実はこの世界は「魔法が進化した世界」でして…


 って、こんなの当り前じゃんと思うことなかれ。



 どういうことかというと、ここは「魔法を選択した世界」で、だからこそ「技術」は程よいところで進化を止めた…というわけです。

 今すごいネタバレしそう(ガケっぷち)



 技術はここまで進化できた__つまり、それ以上進化はしない。

 何故なら魔法があるから。


 …です。もどかしいです、今。

 説明したいところまで説明できないから思いっ切り色々破綻してる。恥ずかしいったらありゃしない…。



 ◇地図について


 先程も述べました通り、この話は本編は死ぬまで永遠に続くので、地図はありません(終わらないので作ることが出来ません)。



 勿論、話の中の世界には存在しますが、あまり正確な地図はありません。

 これは何故かというと、「旅人・冒険者が居ない」から。需要がないのです。


 村を発ったことの無い人は大雑把な地図しか見たことがありません、というか村を発ったことがあっても正確な世界地図というのは普通、見られません。


 まぁ勿論、その世界地図を正しいと思って見ているし、流石に全く違う地形が描かれていることはそうないので相当正確な位置を知りたいとき以外は、大雑把な地図でもいいんですよね。

 そのため、「正確な地図を求める人がいない」ということで、作られていない。

 あ、でも話の中ではしっかり正確な地図が手に入るようになっています。




 ◇言語は日本語でも英語でもない感じ


 日本語で分かりやすいように翻訳して書いているので、ことわざなんかが出てきたらそれは現実世界の言語で翻訳されたとき、一番意味の合う表現を選んだと思ってください。

 ただ、ことわざ何ぞという洒落た言い回しを出来るような高尚な頭を持っていないどあほ作者ですので、残念ながらそんな表現は出てこないかもしれません。


 固有名詞は現実世界であるものと同じものの名前を当てはめて翻訳してますんで、そういう所文句言わないでくださいよ、ネ。


 なお、ネタバレになるかもしれませんが、後々「ヤバい」「マジで」「オワタ」等、現代・ネット用語を使うキャラも出てきます。別に転生者とかじゃないよ。


(話の中の設定になってしまうが、翻訳屋という職業がある。つまり、伝勇の世界の住人に日本語で話しかけても通じるようにできる装置というか、そういうサービス的なものをしてくれる人がいる)


 言語は世界共通ですが、文字は分けられてます。以下のとおり。




 ▽現代文字:この世界での普及率が一番高い、ほとんどの人が使える文字。日本語の「ひらがな」にあたるもの。


 看板、家の表札、名前、本など、多くの人の目に触れたり、よく使うような所・物の文字は基本現代文字で書かれており、子供はたいてい経験などを基に「見て覚える」。

 親が教える家庭も結構あるが、余裕のない家は子供が勝手に覚えることになる。


 そのため識字率はかなり高く、大体10歳程度でほぼ読みは出来るようになる(書きはあまり要らないので出来ない人もいるが、変なことではない。そのため代書屋も存在している)。


 発音など、地方特有の訛りなんかも土地によってはあるが、本作の主人公の居た村は訛りは特になし。


 文字数はアルファベットのように26音(既存言語に頼らずに新しい言語を生み出すのは無理でした許してください想像力全然なくてもうヤダ)。


 そのため、単語の綴りは当てはめられた文字を英語と同じようにつづるだけ(という作者(ヴァカ)の低い想像力が窺えるようなもの(丸見え))だ。


 ▽本作主人公は読みは出来ますが書くのはそんなに出来ない、一般人レベルです。ちなみに仲間は読めます。書けます。


 …ていうか思ったんですが、言語についての描写などをしている方って、一から設定するんですかね?

 やはりちゃんと1から設定しないと変ですかね。発音も英語ってことになってしまうし。




 ▽現代文字Ⅱ(特化文字):日本語の「漢字」にあたるもの。現代文字とセット。


 大人でも理解しにくい、難しい文字。読みや意味の定義が決められてはいるが、曖昧だったりするのも普及率が低い理由。


 同音異義語などもあり、現代文字(ひらがな)で書かれた「○○」と現代文字Ⅱ(漢字)で書かれた「○○」と、同じ読みをするにもかかわらず意味が違う(これは日本語でいえば同じ読みをするひらがなと漢字で意味が違うということになる)ことがあるので、使い方がとにかく難解で面倒。


 ただし、文章の短縮はできるので、「漢字」のようなものを一種の「記号」的に使うこともある。

 勿論理解している人はいるだろうが、普通は使わないだろう。代書屋や写本師、相当な知識人でも使わない(わかりにくいし使う意味があまりない)。


 ただしかっこつけで使って用法を間違えている、現実でいうところの「厨二病」を匂わす者もいる。いつの時代においてもどこの世界においても「厨二病(ヴァカ)」は存在するようだ。


 (ちなみに、現代文字Ⅲというものもあり、Ⅱを簡略化したものがこれだ。

 但し最近になって使われ始めた上、用法はⅡよりも曖昧なので、言語や文字の研究をしている者からはあまり認められていない。)


 ▽「漢字とひらがな」的に使い分ける概念がある国の言語が分かるなら理解すれば使えないことはないと思いますが、日本語(あくまで世界の言語の一例として)と法則が結構違います。

 付加される意味が文脈によって変わったりするのは勿論、ただ単なる短縮記号として使うのか、これは熟語(的なもの)なのか…を見極めなければならないので面倒ではあるでしょうな。




 ▽古代文字(古典文字):基本使われないが、古書などはこの場合もある。現代におけるラテン語的なもので、一部まだこの文字が使われている場所はある。


 本を読み漁っている人や、歴史マニアの類の人は読めるし、普通の大人でも使わないが読める人は結構いる。どちらかというと、現代文字Ⅱよりも普及率が高いと言われている(使われることはあまりなくても)。


 公開されてはいけない文書(特に人物のブラックリスト的なもの)がこれで書かれていることが多いようだが、古代文字にもいくつか種類があり、それによって発音が変わることもあるというのが理由だろう(マイナーな物は発音がガラッと変わるので、書かれたそれが誰かわからなくするために使う)。


 基本的なのはアルファベット法則(現代文字と同じ並びで字が違う)、一文字法則(一文字で一文字を表せる、母音子音がない)の二つがあり、一文字法則は日本語の五十音順に似ている(既存言語に頼らずに新しい言語を生み出すのはry)。


 文字の細かな種類の中で発音が変わる文字は古代文字以外には殆ど無いとされている。基本の二つは言葉が通じなくなるほど大幅に変わるわけではなく、アクセントや単語などに若干の差異がある程度だ。


 ▽ちなみに、古代文字はお金の単位とも絡んできます(後参照)。

 古代文字の前にもまだ更なる古代文字があったとされ、遺跡なんかの壁画に書かれている文字が古代文字とは限りません。

 解読は先ほどの現代文字Ⅱよりは難しくはないはず(古代文字を全文字覚えてそれを現代文字に当てはめればいいだけ)。



 ▽魔法文字:現代でいうところの「ルーン(フサルク)」等にあたるもの。


 文字を並べて発音することもできるし、一種の記号(それこそルーンのようなもの)として使うこともある。


 ただし、魔導書などがこの文字で書かれているとは限らない上、魔法に精通していない限り使うことがないので一般にはほとんど知れ渡っていない。


 また、魔法が「使い手によって変わる」、つまり魔法使いの数だけ魔術が存在するというような傾向があるため、魔法使いでも読めない人はいるし、独自の文字を作っていることもある。


 これらの影響よって、結構定義が雑なところがあり、正確な解読の際は言語についての文書(もし文字の用法などから書いてあったら魔導書なども)を片っ端から読み漁る覚悟が必要。


 ▽魔法使いが魔法文字使えないからって特に問題はありません。この世界、呪文を唱えるときに魔法陣も詠唱も要らんわって人もいるのですから、魔法文字の解読くらいできなくても困ることはそんなにないでしょう。

 ちなみにこの話の魔法使いさんは半分も読めないそうですよ。



 なお、現代文字Ⅲですが、これは現実世界における日本語の「漢字()」(の略文字)だけを示しているのではなく、実は「五十音順」式で現代文字(ひらがな)を並べ替えられたものも含まれています(これについてはネタバレがあるので詳しくは言えません)。


 現代文字Ⅲはめっちゃくちゃマイナーで、魔法文字よりも資料が少なく使用頻度はⅡにも劣りますが、理解する分には古代文字位の難しさです(このへんわけわからんですねもうちょっと整理してきます)。




 ◇お金の単位



 ゴールドではないです。オリジナル。


 まぁ簡単に言えば、単位は大金貨、金貨、銀貨、銅貨。


 銀貨・銅貨もありますが、基本的に金貨(に相当する物=金を含む合金)が一番流通しています。

 大金貨はとある一地方でしか使われておらず、その使っている土地の人間からしてみれば「金貨」相当です。

 大金貨は普通、出回っていません。


 ちなみに、この世界は金など貴金属の産地である大きな鉱山(実はここが大金貨が出回っている地方)があるため、金が物凄く貴重っていうわけではないです。勿論、銀や銅に比べたら産出量は少ないですがね。


 この世界では、


 金貨:アルグ(A)

 銀貨:シオル(S)

 銅貨:キプル(C)


 大金貨:ゲオロ(G)


 となっています。くっそダサイですが、ネーミング理由はちゃんとありますから…!


 尚、各アルファベットにはこの世界(つまり現代文字)の「A」「S」「C」を(示す文字を)入れます。

 ゲオロは、使われている現地だと古代文字の「G」が使われます。つまり貴金属の鉱山では未だに古代文字が使われているということです。


 勿論、こうして文章に打つときにそんな別世界の文字は出せないので、小説では「○○A」という表記になります。


 ちなみに、現実の金との互換性は無い(価値が恐ろしく違う)という設定になっていますが、詳しく語るのはネタバレを含むので言いません。


 そもそもそこで採掘できる金が魔法を帯びていたりするわけですし(鉱山の性質的に)。

 あぁネタバレが多すぎて言えない!(わめいてろ作者)


 強いて言うなら、1Aは1000円じゃないでしょうか。Gであれば優に一万越す…かもしれない(ゲオロの方がアルグより純度が凄く高い金です)



 これは勘違いされたくないので言っておきますが、「○○アルグ」が一般的な世界なので、この世界の小銭の最小は「1アルグ」です。日本の小銭は最小で1円、と同じことだと思って下さい(円に換えるとかそういう「価値」の話ではなく、「一般的な単位」の話)。


 なので、シオルとキプルは、日本円でいえば銭と厘のようなもの。

「100シオル=1アルグ」ではないので、単位はちょいと違うのですが、分かりやすい例えとしてはこれです。


 そして今「銭」「厘」などは使われていませんが、こちらの世界ではシオルとキプルはまだ使えます。…とは言っても、ややこしくなるので本編ではあまり細かいところまで触れるつもりがありません。


 もし簡単に(値段とか重さとか考えず)円に換算するなら、


 1A 100円

 1S 10円

 1C 1円

 1G 1000円


 …が一番しっくり来ます(個人的に)。ただ1Aの100円はちょっと安すぎる気もしますね。現実の金はもうちょっと高いか。


 ちなみに、この世界は「石」「宝石」が重要ワードだったりするので、石単位でのお金の考え方もあります(普通の買い物はできない)。その場合「石貨」と呼ばれ、何かしら重要な取引にはこの石貨が使われることもしばしばあります。

 宝石or鉱石が使われており、石貨をA・S・C・Gに換えることもできます。


(なお、石貨ではない宝石・鉱石でも金に換えることはできるが、その場合は石の価値によって決められるので形式としては買取になる。石貨は買取などの話ではなく、銀行などで定められた一定量での引換を行わないといけない(勿論一定量は時たま変動する)ので、買取とは違う。どちらも換金かねにかえることではあるが、石貨は引換・換金、普通の宝石類は買取・取引という言葉が近い)



 ご都合で片すのも嫌なので、空想上の為替レートも設定しないとですね。




 ◇魔法体系(現在少し工事中っす)



 まずは所謂「白魔法」「黒魔法」だとかそういうものについて。


 魔法って色々ありますよね。僕はあんまり詳しくないですが。


 魔法使いの前で白魔法黒魔法とそんな言葉を出すと、「古い」と笑われます。いつの時代?っていう風に。


 基本「世界的に使われている魔法」っていうものが存在しません。魔法使いがあまりいないというのが一番の理由ですが、「分け方」が根本的に違うのも影響しています。


 この世界では「日常魔法」と「戦闘魔法」で魔法や魔法使いが区切られることが多いです。



 なんだそれ絶対日常魔法弱いじゃんって思うかもしれないですが、そこではありません。


 しかし、この世界のこの分け方は「強さ」ではなく「便利さ」に目を向けてほしい所です。



 戦闘魔法使いは、その名の通り戦闘向きの魔法を操ります。

 日常魔法使いは、小さな単位魔法を使い、基本的に大きな魔法は使えません。


 勿論、両方使える人も、極極極々稀にいます。希少価値ですが、個人魔術の研究中にたまたま出来る様になってしまう人もいるようです。

 このお話の魔法使いさんは両刀!わーチートだぁあー(棒読)



 …話がずれたッ。

 強さではなく便利さというのは、詳しく言うとですね。


 戦闘魔法使いはとても大きな魔法を使うことが出来ます。攻撃、(つまり自己防衛)の為に魔法を使います。

 勿論、魔法の大きさだったら確実に日常魔法より上です。

 自己防衛っていうぐらいですから、「(てき)(誤変換ではありません)」に当てるため、つまり傷つけたり倒したりするために魔法を使う…つまり、それだけ攻撃的で強く、強大な魔法を放つことが出来ます。


 対し日常魔法使いは「小さな単位」で魔法を使えます。そして、覚えておいてほしいのは「決して戦闘魔法に劣っているわけではない」ということ。

 劣っているわけではない、というのは日常魔法使いは基本、大きな単位での魔法が使えない、つまり魔力の放出を一度に出来る量が少ないだけであって、魔力は戦闘魔法使い程度に持っている事が多いのです。


 両方にいい点がありますし、強いのは戦闘魔法ですが、基本的に人々が推すのは日常魔法です。何故って、それは便利さにほかありません。



 比較して、なにがどう便利か?というのは、この世界で起こったといわれ、伝わっている話で分かります。




 _とある町では祭りのために、広場に大きな火を灯します。


 そんな日は、皆で広場に集まって騒ぎます。


 毎年住民たちが総出でどうにか火を起こしますが、広場裏の家にも火の明かりが届くほど大きな火である必要があったため、とても時間がかかっていました。


 とても火打石では出来ないものだし、マッチを使っても大変なものでした。



 ある年、とても強い魔術を使う魔法使いがその街に住むことになりました。


 住民たちは大喜びしました。何故なら、火を灯すときには魔法でなんとかしてもらえば、労力はいらないからです。


 勿論、その年の祭りは魔法使いが火を灯すことになりました。



 しかし、魔法使いは少し心配そうな顔をしていました。


 魔法使いは周りに逆らうことができず、広場の中心にある火を灯すための祭壇に向かって呪文を叫びました。


 束の間、炎の呪文は広場全体に広がり、そこにいた人たちは、魔法使いも一緒に全員死んでしまいました_



 と、こんな具合。


 つまり、戦闘魔法使いというのは力の制御が出来ないのです。


 この話に出てくる魔法使いはとても強いと評判でした。

 呼び分けするようになったのは最近の話なので、この話では戦闘・日常が湧けられていないようですが、強い魔法が撃てるのだから戦闘魔法使いでしょう。


 無論、戦闘魔法使いでも覚えたてだったり、弱い頃は日常魔法程度の魔法しか使えません。

 ですが訓練を積み重ね強大な呪文を覚えると、弱い威力の魔法は使えなくなります。


 つまり、弱い魔法を打とうとしても強い魔法しか出なくなってしまうのです。

 簡単に言えば、もう2GBのメモリーカードが出回っていなくて、価格が高くなっているのと同じ感覚ですかね。


 わざわざ使う必要がなく、もう使うものではないと判断して、弱い魔法が撃てなくなる…


 つまり、忘れるというよりかは小さい魔力を放出することが出来なくなったり(魔力の出口の大きさが操れなくなる)、一つの魔法を大きく進化させたがために以前の魔法を使えなくなった(バックアップのとれないバージョンアップ)というパターンが多いです。


ちなみに、記憶を削ってまで魔力を高める魔法使いもおり、呪文を沢山覚えていられないため一つの魔法を進化させることも。

魔力さえ扱えれば馬鹿でもなれるということでは決してありませんが、記憶の一部(知識ももちろん含む)を削るということは勿論「馬鹿になる」ということ。本人が最初から馬鹿でないときっとこんなことは…ヴヴン。



魔力を扱いきるというのはとても難しいことで、大きい魔力を一気に放つというのは出来ても、それがいつでも一定量かというとそうではないこともあります。どれだけ出すか・扱えるかなどのキャパシティの部分においては制御が特に難しいのです。


ここは魔法使いの間では重大な問題として、様々な議論・理論が展開されていますが、解決することは難しそうです(個人差、つまり才能や果ては気操術まで関係することもあるので)。



 大きな魔力しか放てないってそんなの寧ろ有利だろ、と思うかもしれませんが、盲点がありますよ。


 一般的に、強い魔法を使うとどうなるでしょう?

 MPシステムで考えれば、弱い魔法より強い魔法の方がMPを消費しますね。つまり、強い魔法を撃てる回数っていうのは、弱い魔法よりも必然的に少なくなります。

 呪文を撃つのに疲れるような方法で撃っていると体にモロに影響が出ますから、連続で撃つのはかなり厳しい事です。

 実際、大きい魔力を一気に放出することを何回も続けると命を落としかねませんし、たとえどんな熟練の魔法使いでも、いきなり大きな魔力の放出をすると体がついていけなくなり、気を失って最悪は…ということもあります。


 ちょっと火をつけたいだけなのに、攻撃用の馬鹿でかい魔法を撃つ必要はありませんよね。先程の街の住民のように、仲間もろとも命が吹っ飛んでしまいます。


 つまり戦闘魔法は「便利さに欠ける」のです。



では逆に、日常魔法の利点は何でしょう。




(現在、工事中)






 ちなみに、この分け方が出来たのは「能力」を持っている人間がいるというのも関係してきます(ネタバレ(詳しく言えない))。



 勘違いして頂きたくないのは「戦闘魔法使い」とかはは表現上のもので、実際には存在していないという所です。解説のために無理矢理書きましたが、

 あくまでも「私は攻撃の呪文使えるから戦闘魔法使い」ではなく、「戦闘魔法の分類の○○魔法使い」という、大まかな分野扱いです。○○魔法使いというのは分野の中のジャンル・タグのようなものです。


 ブログの記事だったり、「なろう」で小説書いていたりと、何かしら「投稿する」方はわかるかもしれませんが、戦闘か日常かっていうのはブログで小説を載せてるいるのか、この「なろう」で載せてるか…という「界隈の違い」が分かりやすい例えじゃないかな、と(あくまでも界隈の違いなのでどっちがどっちの属性に似てるとかではありません)。


 さらに「ジャンル」もありますよね。ブログでは「日記」「創作」…などとジャンル分けしますし、なろうだったら「ハイファンタジー」「エッセイ」…とか。

 これは「個人魔術」という風にとらえるのが一番近いでしょうか。つまり、そのも分野の中でどういう系統のことをしているか、です。


 その中にも「タグ(なろうならキーワード)」があります。

 これって結構いろんな人に使われているものもそうですが、オリジナルなタグもありますよね。この作品なら「モタオリ」ってキーワードが付いています。これは個人魔術の中の「オリジナル魔法」に相当しそうです。



 このように3段で分けられているのはただの例であって、

「僕は戦闘魔法の分類のこういう魔術でこれこれこういうのはこの流派でここは自分で作った魔術でつまり私は何とかな個人魔術の使い手(魔法使い)」という、とんでもなく細かい分類の「個人魔術」が、この世界の魔法使いの数だけ存在するといわれています。


 なので、この世界では基本的に一般的な魔術の「流派」は存在していません。勿論、広く知られたものはあるし、そのまま使う人もいるでしょうが、魔法使いはそれをアレンジなどして自分の好きなように使います。


 まあそうなると、「一般的な呪文」も存在しません。メ〇・メ〇ミ・メ〇ゾーマとか。


 呪文の詠唱をしないで思念で使う魔法使い、魔法陣などは要らないという魔法使い、使用魔力の削減etc…


 極めるのが上手い・アレンジが利かせられる人はかなり強い魔法を使いこなします。

 この世界で戦闘に魔法を使うのなら、やたら長ったらしい文句で呪文の詠唱なんてしてたら、まず命が吹っ飛びます。

 魔法陣を奪い取る・消すような術もある為、自分の魔法の防衛もすべきだし、先ほど述べた強大な戦闘魔法は魔力の減りがとてつもないので、魔力の削減を考えなければなりません。


 ただ、戦闘のために魔法を学んでいない、使わない人も勿論いるので、そこまで頑なに強さにこだわったり、迷ったり考え込まなくてもいいとは思います。




 ◇属性別・回復・特殊な魔法について



 まずは「ルー〇」、これだけ言うと何なんだかさっぱり分からないですけど、瞬間移動呪文について。


 え、通じますよね…?「ルー〇」ですよ「ルー〇」!!!室内で使うと天井に頭をぶつけるやつ!



 存在しないわけではないのですが、魔法だと非ッッ常にコストが高い&希少。


 実はこの世界、魔力だけでなく「気」も存在しています(ちょっとしたネタバレ)。

「気」の使い手(気操術者)なら瞬間移動くらい簡単にやってのけるのですが、魔法ではそう上手くはいかないものです。


 気は「少なくても絶対持っている」ので、割と「人間に働きやすい」。

 それに対し、魔法は基本(・・)的に「付け足し」された能力で、「人間に働きにくい」性質があります(あくまで基本であり、生まれつき純の魔力を持っている魔法使いもいます。使い方や学び方にもよりますので一概に「弱い」とは言えませんが、達人の気と達人の魔法(いずれも放出波)を比べると魔法がほぼ確実に劣ります)。


 勿論行った事も見たことも無い所には飛べるはずないし、行った事がある場所でも飛べません。


 そして何より…、一般的な魔術の教えに、この「瞬間移動」の教えがそもそも無いのです。


 1メートルくらい先には一瞬で行けると思うのですが、やはり「ものすごく遠い所」に魔力を飛ばすのができないというのがネックですかネ。


 あと、伝説も勇者も楽じゃないは基本4人パーティですし、4人分を遠くに飛ばすのが大変だと思います。

 勿論魔法使いじゃなくても習得はできる魔法だと思いますが、大量に魔力を放出する場合には運が悪いと気絶もしくは死亡が待っていますし…



 つまり個人的に生み出すしかない、ということ。

 ここで、一般魔術を使う魔法使いよりも、個人で魔術を作り出している魔法使いの方が有利になります。



 瞬間移動というか、「自分の体のみ」で飛ぶのもまず魔力では大変です。だからこそ魔法使いは飛ぶのに箒(勿論跨がずに使うアイテムでも)を使います。(内股に軟膏を塗るような真似をする人はこの時代多分いない)。

 勿論魔力は事前に込めておくのですが、事前といっても自分の成長とともにその力が増大するよう、初めて使うその時に儀式(人によって色々)等をやって「解けない、見えない魔法」をかけ、自分の相棒のような立場にすることが多いです(つまり一時的なものではなく、持続する)。


 ただし、箒を使うのにも本人の魔力放出はあります。長時間乗っていると疲れるうえ箒が嫌がるようなこともあるようで、かなり大きな魔力を使わないと自分以外の人間を乗せることも出来ません。



 ちょっと話がズレましたが、結局瞬間移動魔法は存在しないです。ゲームにするんだったらあってもいいのですけど…。


 ただし、この世界には「ワープ石」というものが存在する設定で…


 以下、工事中


 魔法

 ・回復呪文や蘇生の概念

 ・魔法学校

 ・能力


 世界設定についてその他

 ・階級制度

 ・戦争

 ・歴史




更新履歴(全話)



8月3日 とある手記より ー 序 2017/05/27 12:20


Prologueー勇者と世界 2017/05/27 15:22


001 自由と平凡と夢 2017/05/28 00:58 (5/28 13:56改稿)


002 何かが違う朝 2017/06/02 07:45 (6/5 08:40改稿)


003 平凡の割合、偶然の確率 2017/06/09 23:54 (6/10 00:00改稿)


004 村人たちの暴走 2017/06/16 18:19





ここまで読んでいただいて光栄でございます、

めくるめくオカシな世界にようこそいらっしゃいました。



俺…ごほん、私作者の代理であるモタ・Tと申すものでございます。


えー、私はこのお話の本筋には全く関わりませんが、原作者から報告を受けまして、このような体裁で解説を作れと命令を受けこちらの「ゆうしゃのメモ」を作成致しました。


対してお話が進んでもいないのに設定集とはいかがなものかと原作者に問いたいところで…おっと、愚痴をこぼしてしまいました、これは失礼。



まぁ、細かいことは抜きにして、この世界を存分に楽しんでいただければ嬉しゅうございます。


それでは 次の話≫ で、行ってらっしゃいませ。


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