こんなこと日常だ。
第一話です!文章力がないのがキズなのですが。ですがお楽しみ頂けたらと思って書きました。
物語の始まりって大抵は日常から始まると俺は思う。それは平和であり、そいつらの日常を見ることによって無事を意味するからだと思う。
「起きろ!朝だぞ!学校へ行かんでもいいのかお前は!ご飯代あげないぞ!」
母親はいつものようにおたまでフライパンをカンカンしている....その様は時計のアラームのようだ。
「わ、わかった...わかったから....もう起きる」
これは俺の想像の中なのだが。どこの世界にも時間と金と学校はあるらしい。
「うわっ、やっべ!もうこんな時間か!!行ってくるよ母さん!」
「あ、思いだした!メロ!!今日は────」
母親が言おうとした事を無視して俺は学校を急ぐことにする。
「───行っちゃったか、今日ご飯代いらないって言おうとしたのになぁ....」
遅刻したら明日の飯がなくなる。それは嫌だ。
「遅刻ギリギリとか、いつもはこんなんじゃないんだけどなぁ....」呼吸を乱しつつ、なんとか間に合った俺はとりあえず自分の席についた。
私立飛鳥高等騎士養成学校。略して『飛鳥高校』と呼ばれている俺の学校は名前の通り未来の騎士を養成し、魔物を退治する『騎士団』に入団するための学校である。義務として3年は通わなくてはならない。3月に、試験があり、4月に入学。ちなみに俺は通って2年目となる。確か今日は6月の頭だったはずだ....。
チャイムが鳴り、SHRが終わって休み時間になり、心の余裕ができた俺の安息の時間に水をさすように
「なぁメロ!お前知ってるか?この街にある騎士団って武器持ってないらしいぜ!アホらしいよなぁ」
馴れ馴れしい態度のコイツはカイトと言う名前で、俺の友達だ。急に何言ってんだこいつは。騎士団が武器もってないわけ無かろう。
「朝から何だお前は、俺の時間の邪魔をするな。それにその話何回目だ。」
「んだよ連れねぇなぁ。何しろここの騎士団はな?──」
「あーもう大丈夫だ。わかってる何回も聞いた。」
ちなみにちゃんと武器を持ってない理由も知ってるし驚かないぞ。なんせこの世界は─────。
「もぉカイト!また、その話?私もその聞きあきちゃったよぉ。メロくんおはよう!」
「おはよう。メリー、今日は間に合ったんだね。」
この子はメリー。好き嫌いが激しい俺の幼馴染みだ。幼馴染みと言えど、体重やらなんやら。心のうちまで知らない所は山程あるんだが。
「私がいつも遅刻してるみたいにいうのダメだよー!?今日なんかメロが遅刻ギリギリだったの私教室の窓から見てたんだからね!」
「なっ!お前見てたのか!?」
「なぁお前ら!俺の話......きいt──」
みんなして俺に話しかけてきて、朝からうるさいなぁ........。
「──おーいお前ら!いつまで騒いでんだ。授業始めんぞ!今日は───」
「あ!先生おはよっすー!!今日なにすんの!?」
カイトの言葉を遮るように先生の言葉が飛んでくる。それにカイトがまた遮るように言葉で返す。お前礼儀を慎め礼儀を。
休み時間をこいつらに会話で全て吸われ俺は朝の疲れでダルいまま授業を受けることになった。先生はきっと辛いんだろうなぁと考えながら先生の話を聴く。
「......ふぅ。さて今日はイメージングテストをするぞ。以前話した想像武具は考えてきたか?自らの武具に名前はつけたか? ここは騎士校だから、自分で武器を創造し、自分の想像力で戦うんだ。戦え!!!」
....この先生厨二病なのかな。戦えって先生
....って、え?
「....イメージング....テスト...?」
「あれ、家族には一応連絡したはずなんだが....今日までに武器の形を想像し、諸君が創造した想像武具を実際に、模擬戦闘訓練で使うって話なのだが。」
「え、いや、何も聞いてな......」
その時。俺はハッとした。母親が言いかけてた言葉それはきっとこのことを言っていたのだろう。
「うわぁあああああああああ!!!!!」
俺の断末魔のような悲鳴が教室一帯を包み込んだ。
自分の想像した想像武具を作るという俺の最も苦手なテスト。それこそ「イメージングテスト」だ。
1話。楽しんでいただけましたでしょうか?
学園モノ??いいえ違うんです。はい。
これは導入なのです。ここが終わってから学園モノ要素は無くなると思います。
ところどころ『なんだこれ?』って思うことありますでしょうが、そんな時は是非是非コメントに書いていただけたらと思います。
興味をもちでしたらまた次回も宜しくお願いいたします。