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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
紅蒼編 第一章①
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プロローグも終わりお姫様

隼は目を覚ました、高級そうなベッドの上だ、だが目覚めは最悪だった、

頭が痛い、そのうえ名前が変わり、二度寝して以降の記憶がないのだ。

あぁ気分が悪い、脳を弄られる事より気分の悪いことはないだろう。

・・・というか此処はどこだ?自分の家じゃねぇんだけど、首をようやく動かした隼は窓を見つける。

体がだるい、正直窓まで5mほどもあるので行く気が起きないが、

自分の状況を知るために窓までゾンビばりのふらつき感で歩く、

そして窓の外を見る、そこにあったのは城壁だ、意味が分らない、

そして頭が回っていないせいかそのまんまの事を口に出した。



        「城じゃねぇか、」

するとノックが鳴った。俺は短い返事をした。




 一はどうしたものかと悩んでいた。今何をすべきかがわからない。

何やらとっても面白そうな事に巻き込まれてしまった事までは分かったのだが、

それ以上となるとどうもわからない、こういうときはお約束として、

王子様かお姫様が出てくるはずなんだが・・・などと余計な事に脳の力を向けていると、

「コンコン」・・・ノックだ、

「・・・はい。」短く返事を済ます。

すると、「ガチャリ」、とドアが空き、そこにはメイド様が立っていらっしゃった。

「お入りしても宜しいでしょうか?」

そう尋ねられたので、戸惑いつつも「あ、はい、いいっすよ。」と流暢に答える。

・・・どうやらここは日本のようだ、日本語を喋っている。

そしてメイドはベッドのシワをのばしながら言った。

「失礼します、いきなりでなんですが、お姫様の所にお連れさせて頂きますのでついて来てもらっても宜しいでしょうか?」

それに対して俺は「あ、はい、いいっすよ」と流暢に答える。

するとメイド様は「ではついて来てください。お連れ様もお待ちです」という。そこで俺は思った、

「・・・お連れ様?」と。




聡はテンパっていた、どうしようかと考えていた、あの電話の後、一時間後に学校に電話がかかってきた、

とある研究施設からのようだ。昼の一時にとある駅に来てほしいとの事だ、

確実に‘あの’事だろう。あの日見てしまった2人の消失、あれに関係するものなのだろうと、

そう思っていた、なぜ消したのか、どうやって消したのか、それさえわかればなんとかなるはずだ。

まぁ何をしようというわけではないのだが、因みに現在一二時、もう出ないと間に合わない、

ということで盗聴器を鞄に入れる、これは五時間録音できるすぐれものだ、

なぜ盗聴器なんて物を持っていくことにしたかはわからない、

嫌な予感がしたからだ。そしてその駅の付近に「あいつ」を呼び出す。

俺の後を付けてくれ、と。すると「あいつ」も、渋々了解してくれた。

「さぁ、行くか、」と聡は駅へと向かった。




 一はお姫様の部屋であろう扉の前に立っていた、

お姫様ってどんな人なんだろう・・・それに一つわからないことがある。

日本にお姫様なんていないはずだ、お嬢様ならともかく、

お姫様なんて存在アブノーマルだ。

でも、ちょっとワクワクしている、それは自分でもわかる。

平凡なんて場所にはもう飽き飽きしていたところだ、

一度非凡を経験してしまうともう平凡には戻れない、

それは仕方ないことだと思った、

一は「たのもー!」と言うかの如く姫様の部屋に入った、

そこにいたのは姫様・・・ではなく俺だった。

俺は「一、なんでこんな所にいるんだ?」と聞いたのだが、

一は「一、俺はもう一じゃない、」とよくわからない返答をする。

え・・・?いや一じゃん色んな意味で、そう心の中でつっこんでいると一は言った、

「俺は実験の中止に伴って一とは別人になったから一二三 隼になったんだ」

と丁寧に解説された。

あぁなるほど、とはならなかったが、別に異論も無いので「あ、そうなんだ」と軽く流した。


 そこで「ガチャリ」とドアが開く、そして黒髪で長髪、

垂れ目でおっとりしていそうなお姫様らしき女性が部屋に入ってきた、

そしてイメージとはかけ離れているとまではいかないがマジかよレベルの声で言った


         「えっと、貴方々がヒーロー様方ですか?」


 あぁ見えて天然さんのようである。

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