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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
第一章⑭
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そろそろ任務な頃合いだと思ってね"紅"

「さて・・・と」


今回は何だろう、前回はもうなんだか面倒というか、

というかだるい?そんな任務だったわけだが、


「で、今回は何すればいいんですか?」


俺は今、自分でもわかるほど機嫌が悪い、

というのも、だ




~2週間ほど前~


「一~元気か~?」


俺は前回の任務で怪我を負ってしまっていた一の病室に居た、

まぁ、見舞いというやつなのだが、


「・・・・・。」


一は答えない、何も、というか答えられない、口が頭ごと包帯でくるまれている、


俺は絶句した

ふむ、なぜか一の容体が、というか怪我が明らかなほどに悪化しているように見える、

というか確実に悪化している、この前は巻かれていなかった部分にまで包帯が巻かれているし・・・


「お前、どうした?」


「もご~もごご、もご~」


・・・・・全く分からない、全く分からない、

大事なことだったからつい心の中で2回復唱してしまった、


「もう喋らなくていいから紙に書け」


そう言って俺は手近にある紙とペンを渡す、

すると何かを一が書き始める

俺はさっさと書き終わらないかな~などと思いつつ窓の外を見つめていると

ほんの15秒程で、「ん~ん~」と一が声を立てる、

そして俺は紙を覗きこみ絶句した、

そこには


『ナースさんのスカートの中をより近くで見ようと窓から身を乗り出していたら落ちた』


と、意味のわからないことが書いてあったわけで、



~今~


「少し機嫌が悪くありませんか?」


おっと、姫様に気を遣わせてしまったようだ、


「いえ、一がバカなだけです」


「貴方も同じ遺伝子でしょうに・・・」


「まぁ、そうですが、で、任務というのは?」


「はい、今回の任務は海です、海のそこまで行って、あるものを取ってきてほしいのです、」


「はぁ・・・」


「行けば分かります、」


「・・・はぁ・・・」


うわぁ~・・・・なんだか知らんがすさまじく嫌な予感がする・・・


「では、頑張ってください!」


「・・・はい」

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