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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
第一章⑫
42/51

さて、特訓でもするか、いや、やっぱやめとこうかな

さて盗難が失敗に終わった今、俺らに出来る事はこの体、魔法陣、龍について調べる事だけだった。

正直空腹で眠くもない今、寝る事は出来ない。

皆さんも経験があるはずだ、寝たいんだけど空腹で眠りにつけない事が。

俺たちはその上特に眠くないのだ、起きてるだけ辛い上に寝れないとは何という仕打ちだろうか

俺らはパソコンの前から朝6時まで動く事は無かった。


そして朝の6時、空腹を超えて腹痛になり、更にそれさえも超えて今では逆に胃腸が正常に働いている。

俺はこのどうしようもない半端な感じを早く終わらせたかったのだが、こんなときに限って良い情報とは流れ込んでくる、結局朝八時、学校へ出発する時間になっても俺たちは朝食を取れなかった。


そして1時限目、数学である。

山内HRも終わり、良い感じに眠くなる頃合いである、

「きりーつ」

「れーい」

「ちゃくせーき」

この挨拶が終わった時には俺はもう睡眠に入っていた。


俺が目覚めたのは4時間目残り15分だった。

隼も起きている、きっと今目覚めたのだろう。

俺は隼にメールを送る。

件名は無いシンプルなメールだ

『昼飯どうする?』

隼が携帯を開く、もちろんばれないように

『腹減ったよな、今から買いに行くか?』

ほうほう、なかなかにヤンキー思考だな、

俺は返事を打つ、

『ついでに飲み物も買ってきて来れ』

というかどうやって買いに行くんだあいつは、

まぁ良い、っと返信返信、

『了解した』

そう書かれたメールを俺が見た時、隼はいきなり立ち上がり、

「先生、ちょっとお手洗い行って来ます、」

と言い、そそくさと教室を出て行った。

なるほど、そういうことか、俺は少し感心したが、


「ちょっと、もうすぐ授業終わるんだから・・・。」

そういうのは開始30分までにやった方が良いな、


授業終了のチャイムが校舎中に響き渡る。

結局隼は帰ってこず、俺らは屋上に向かう。

そして屋上の入り口に隼が立っているのを見つけた。


「お前あぁいうのは授業開始から30分以内にやらないとだめだろ」

「良いじゃん成功したんだから」

「いや、あれは若干無理やりだったんじゃないか?」

グダグダ言っていると槇と梓沙が階段を上ってくる、


「おっす~」

「鍵、開けるね?」


俺らは昼食を取りながら槇と梓沙に昨夜の事を話し、とある頼みごとを梓沙にお願いした。

ここからの情報は梓沙にお願いするとして、俺らは槇と魔法の練習をする事にした。


それにしても究極に空腹な時にパンはキツい、



「さてと、じゃ、明日から特訓開始って事でOK?」

槇はとても特訓をしたいらしい、

「あぁ、分った」

「じゃ、槇、梓沙、頼んだ」


そしてその日はノリで午後の授業をサボりそれぞれ家に帰宅した。

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