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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
紅蒼編 第一章①
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‘影’

一が‘影’を投げ飛ばす。そして一は流れるような動きで拳銃を再度抜き出し、二発撃ちこむ。

「・・・やったか?」そんな言動も虚しく‘影’は起き上った。

「起き上がりこぼしかよ・・・」と、「お前なんなんだよ!」と、影に聞く、

だが返事が返ってくる気配はない、一は口がないから返事なんかできねぇよな、と勝手に納得し、

また向かってくるであろう‘影’に意識を集中させていた、



 隼が一を見る、一が‘影’を投げ飛ばしたように見えた、薄暗くて見えにくいなどと考えていると一が

拳銃を取り出し、‘影’に向って二発の弾を打ち込んだ。隼はよくわからないが戦闘が終わったものと考え、

「あれ何?」と一に尋ねつつ、一の方へ向かおうとした、

だが、‘影’が起き上ったのだ、隼はビビった、人間でないとはいえ、銃弾を二発、いや、最初の銃声を入れると

三発か、そんな攻撃を受けても死なない生物がいるなんて・・・と、そして思った、そんな相手に人間が勝てるわけない、と、そう考えた時には既に隼は一の元に走り出していた、一緒に逃げようと思ったのだ。だが‘影’はものすごい速度で一に襲いかかっていた。


 

 一は実を言うと少し安心していた、ゲームやアニメ、漫画ならこういう敵はそのうち動かなくなる、要するに現時点で一度も攻撃を受けていない一には余裕があったのだ。だがその安心が逆に隙となった、‘影’は有り得ない速度で襲いかかって来たのだ。技を掛けるどころか避ける事すらままならず、一は‘影’目前まで迫られていた。そして‘影’は人型から大きな壁のような形態となった。予想の範囲外だ、てっきり一はずっと人型のままだと思っていた。これは相手が人型だった故にそこから変化はしないという一の固定概念に働き掛けたのである。

そして一が回避をとろうとしたときにはもう遅かった。壁型になっていた‘影’がぐにゃりと曲り一を締め付けた、

まるで何重にも重ねられたサ○ンラップに巻きつかれたみたいだった。それに思ったより苦しい。・・・意識が遠のこうとしたとき、「ビッ」というまるでサ○ンラップを破いた時のような音がし、一は解放された。そこにいたのは一だった。



 隼は間に合わなかった。隼が一の元に辿り着くより前に‘影’が一の元に辿り着いた、そして‘影’は姿を変え、

一に巻きついた、は?どうなってんだ?と心の中で呟くがまずは一の救出が先だ。

隼は服の内側に隠し持っていた片手用の剣で一を傷つけないよう‘影’を切り裂いた。正直上手くいく気はしなかったがなんとか上手くいったようだ。

・・・DNAに感謝しないとな。そう思った

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