自習な自習、自習ってアレだろ?アレ
俺たちが調べた結果、駄目駄目だった、
分ったのは龍についてだけ、
まぁそれだけでも9日籠った甲斐はあった。
何もなしだったら確実に泣いてたな俺、
因みに俺は何も見つけてはいない。
仕方がない、
正直ドラゴノイドについてと言っても一応は機密であって
そんなに軽々しく本にしてしまう事はないだろうし
それにごく最近の事なので本にするにもまだ時間がかかるだろう。
複数同時魔法だって今までに前例がない事だから書き綴り様が無いわけだ。
それに比べて龍なんて今も存在しているし、
しかもその存在が2000年ほど前からいたのだから(一調べ)
それは歴史書の一つや二つはあるだろう。
それでだ、今回手に入れた情報についてだが、
・龍は約2000年ほど前から存在していたと言う事
・龍は魔法陣を使って魔法を撃つ事、
・昔は人間も魔法陣を使っていた事。
・龍の心臓を喰った者は空を飛べるという噂があった事。
などと、様々だ。
一は「はぁ、」と溜息をつきこう言った
「もっと広い図書館探すか。」
俺は正直面倒だったのだが、
まぁ分らないとイライラするタイプなので
俺も手伝うことにした。
~都立図書館~
「無い無い無い無い無い無い~~~~!!!」
一が本棚にブチ切れている。
「おいおい蹴るな蹴るな」
「ぬがー!!!」
図書館にこもりきり生活15日目、
ついに一が発狂した、
「あああああ!なんで無いかな!おかしいよ!いやマジで!」
「いやマジでとか言われてもな・・・」
いくつの図書館を回っただろう、
何度同じ本を読んだだろう、
何日徹夜しただろう、
俺ももう精一杯だった。
「なんで、無いんだ」
prrrrr
電話だ。
そういえば電話がちょくちょくなっていたような気がする。
俺は3日寝てないと言う極限状態のなか死にそうながらに電話に出た、
「はい、もしもし」
「隼さんですか?」
「はい、そうですけど」
電話相手は明香さんだった、
「もう!今どこに居るんですか?」
何だかよくわからんが怒っているようだ、
立っているのが疲れた俺はその辺の椅子に腰かける、
「都立図書館です」
「分りました、ではそこで待っていて下さい!」
ブツッ
電話が切れる、
俺は一の方を何気なしに見る・・・と、
一は床にだらしなくうつ伏せで倒れ、
寝息を立てている、
そんな俺も電話が切れた時には集中力も切れ
俺に起きている気力なんてなかった。
ウィーン、と自動ドアが開く音が聞こえたような気がした、
だが俺の意識は夢の中だった。
夕方である、
俺らが図書館で眠りに落ちたのは
朝の9時ごろだったと記憶している、
今は6時、俺はたいそうたくさん寝たようだ、
いつものベッドである、
ベッドの柔らかい素材が懐かしい、
今までは殆ど睡眠を取ってなかった上に
寝ても硬い椅子や硬い付けの上で寝ていたものだから
正直起きたくなくなってしまうのが人間として当然の欲望だ、
俺は欲望に忠実だ、きっと一も同じことを考えているはずだ、
俺はそう自分に言い聞かせ今一度睡眠に入った
夕方である、
俺らが図書館で眠りに落ちたのは
朝の9時ごろだったと記憶している、
今は6時、俺はたいそうたくさん寝たようだ、
いつものベッドである、
ベッドの柔らかい素材が懐かしい、
今までは殆ど睡眠を取ってなかった上に
寝ても硬い椅子や硬い付けの上で寝ていたものだから
正直起きたくなくなってしまうのが人間として当然の欲望だ、
俺は欲望に忠実だ、きっと隼も同じことを考えているはずだ、
俺はそう自分に言い聞かせ今一度睡眠に入った
俺らが次に目を覚ましたのは夜9時、
腹など減っているわけでもなく、
すっきりしない目覚めだ、
俺たちは減ってない腹を満たすため食堂に向かった、
そして俺らがある廊下でふと右を見るととんでもない部屋を見つけてしまった。
パソコン室である