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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
第一章⑪
37/51

世界は代わりこっちの世界に戻ったら

まずは結果から言おう、俺たちは無事だった。

まぁ無傷とまではいかなかったもののだ、

え、なんの話かって?

忘れたのかよ、マラソンだよ、マ・ラ・ソ・ン

俺と隼はマラソンの終了時間間近、クラスのみんなの一斉攻撃を受ける羽目になった。

別に俺らが悪いとは思わんし、あいつらの考えがおかしいとも思わないのだが・・・

凄まじかった、俺らは無事だったのだが、俺らが立っていた辺りにが半径5m程のくぼみが出来ていた位の凄まじさだ。

正直やり過ぎだろう。

そんなことが起こって何故俺らが平気だったのか、

少し回想シーン入れとくか・・・




~~~~~~~~~~~~~~~~




魔法が飛んでくる、全員レベル3~4程度だからと言っても40人ほどいるのだ、

相当な威力に値する。

そして俺の頭の中で魔法陣が描かれた。

俺は頭の中で描かれた魔法陣を想像した、

想像したとは頭の中で想像したわけではなく、

自分が今見ている景色の中にその魔法陣を練りこんだのだ、

なぜそうしたのかは分からないが俺の中で俺がそうしろと言っていた。

後々聞いた事なのだが隼も同じことを言っていた、

まぁ、そこは余り気にするところではない。

そして俺の目の前に想像通りの魔法陣が現れたと思った時には

龍の翼が俺の服を突き破り生えてきたのだ、

痛かったな、なにせ背中の皮を突き破って出てきた訳だからな、

血も出たさ、それはもう大量に。

びっくりした、あの時はびっくりしたさ。

そして咄嗟に俺は龍の翼で魔法を防いだんだが、

無理だった、さすがに無理だった、

まぁでも吹き飛んで校舎1階の窓にぶち当たり、ガラスを割りながら部屋に転がる、

そしてその部屋が運悪く職員室で、

俺らは保健室、俺ら以外のssクラスは生徒指導室

という図が完成したわけだ、

そして俺らは結局昼まで寝てその後家(城)に帰れと言われたので

今は家(城)で休養しているわけだ、

因みにこの休養も今日で3日目、

ほとんど怪我も治り、明日から学校へ行くのだ、

という事で今に至る。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「なぁ、隼」

「ん?」

俺は今隼と共にサウナに居る、

まぁ、さっさと上がらないと傷口が開くので即座に出る予定だが、

「あれなんだろ?」

「俺もいまいち分らん」

「だよな」

「あぁ」

だがここで俺らは同時につぶやいた、

『まぁ、確実にこの前の龍退治は関係してるよな』

あ、お前もそう思う?

と、俺らは似てるって良いなぁ、と思いつつ思考を巡らせる、

「あ、」

隼が何か閃いたようだ。

「どうした?」

「この前のあれは?」

「どれだ?・・・あ」

俺も気付いた、

『ドラゴノイド!』

「やっぱり・・・」

「それっぽいなぁ」

俺たちは黙りこくった、

というか何か話そうと思っても今話すのは何だか、違う。

あれだ、空気を読んでいるのだ、

だが俺はそんな空気を読んで、「あえて」その話題を振る。

「俺らはきっと実験台にされたんだろうな、」

「あぁ、そうだろうな、またモルモットだよ、全く、」

返事は帰って来た、それはそれは自嘲気味にだ、

「この件はどうする?」

俺はどんな答えが返ってくるか分っていた、だが、聞きたかった、


自分の答えを。


「どうせ、前と一緒さ、とぼけるだけとぼけて結局逆切れだろうな」


俺は分り切っていた答えを聞いて当たり前の返答をした


「やっぱりな」


俺らはこの件について一切に触れない事にした、

王宮の誰にも言わず、王宮の誰にも見せない

ラッキーなことに学校の人間はドラゴノイドの研究を行っていないと思っているらしい、

俺らが翼を生やした事にたいそう驚いていたし、

咄嗟に吐いた『能力で作った』という嘘を大真面目に信じていたからな。

まぁこの力は基本的に余り王宮の目の付くところでは使わないようにするという方向で決定した、


だが、問題は山積みである。





次の日、


まずは学校の図書館に潜ることから始める事にした。


俺らは手分けして調べ物をすることにする、


俺は龍について、魔法陣についてだ。

隼は複数の魔法を同時に操ることについて、後ドラゴノイドについてだ、


この隼の複数の魔法を同時に操ることについてだが、

俺らは何故か複数種類の魔法が使えるようになっていた、

これもきっと龍の力を体に取り込んだからと見て間違いはないはずだ。

なので俺らはその魔法が同時に使えるのかを調べることにした


そして俺は龍についてだ、

俺はレベル5(隼も)なのだが、これはどう見てもレベル5ではない、

自分の特有の魔法を使う時は割と普通にレベル5位なのだが、

魔法陣を使った魔法を使う時だけ明らかにレベル7以上だ。

無雁という男が居た、

そいつは火の魔法を使った。

そいつのレベルは6だった、

俺らの方が火の魔法の威力が格段に違う、

なので俺は龍と魔法陣について調べる事になった、





俺たちは授業を一切ボイコットし、図書館に9日、

休みの日もずっと籠り続けた、







   因みに家(城)にも帰ってはいない。





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