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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
第1章⑩
32/51

隼は爆発その時一は・・・まぁ良いや

さぁ、どうしたものか・・・あの赤いのなかなかタフだな。

あいつの体にはすでに赤い龍の体には9本のナイフと1本のレイピアが刺さっている。

なのに元気に暴れまわってやがる。

俺はさっさと終わらせて、向こうに行かないといけないので作戦を開始した。

俺の作戦は「四肢を一つづつ落としていこうぜ!」作戦だ。

内容は名前の通りである。俺は一度距離を取る。

隙を見て一気に左足を落とす為だ。

ダイヤとはいえ、何度も衝撃を加え続けると割れるものだ。

そのために俺はこの世界では珍しい、黒光りする中距離武器、

すなわち拳銃を取り出した。

奴が俺に向かって炎を吐く、俺は左に転がって避ける。

そのまま一定の距離を開けながら左の足首に当たる部分に向かって集中的に発砲する。

何発も何発も避けては撃ち続ける、そしてちょうどマガジンの一つ目が切れる辺りで足首にひびが入った。

正直もっと早く割れるだろ、と思っていたのだが無駄な時間を過ごしてしまったようだ。

俺は一気に距離を詰め左足首に黒い刀を突き立てた。

そこで一作業が終わり安心したのが災いした、俺が左足前から退避する前に俺の右足が踏まれた。

俺はメキリと確実に折れたであろう右足をなんとか解放しようとするが重い。重すぎる。

俺は即座にベレッタのマガジンを入れ替え、奴の近づけて来た顔の左目に一発お見舞いしてやった。

だが奴は苦しそうにこそしているが足をどける気配はない。

俺は無理やりな体制のまま奴の右足に弾を撃ち込んだ。

凄い衝撃だ。俺は同じ場所に3発撃ちこみ、さらにもう一発撃ち込んだところで俺の手首が限界を迎えた。

自慢の愛銃が吹き飛んだ、流石にあんなに間近な的に向かって乱射すると手首に大きな負担がかかる。

俺はその衝撃を受け切れずに手を放してしまった。

これでもう俺はほとんど何もできなくなったわけだ。

最後に俺は自慢の愛刀である村雨を奴の右目に突き刺した。

奴は両目が潰された事への怒りを咆哮で表した。

鼓膜が破れるどころか破裂しそうだ。

奴は怒りに我を忘れ色んなところに魔法を吐き散らしている。

そして冷静になったのか俺の居る足もとに向かって口を大きく広げる。


だがその口から魔法が放たれることはなかった。

すぐ近くですさまじい爆発があったのだ。俺はまず目がやられた。

そして目がやられたと気づいた時にはもう数10mほど体が吹き飛び体中の骨が俺の脳に異常を伝えていた。

「痛い痛い」なんて言えるはずもなく俺は沈黙した。

喋る力さえ使いたく無かった。

龍はどうなっただろう。下手すると死んでいるかもしれない。

そうなったら報酬はなしか、そんな事を考えていると隼が何か呟いた。




何を言っているのかは解らなかったがあいつの浅知恵でこんな事になったのだ。

そう思うとなんだか笑う以外他に選択肢が無かった

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