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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
第1章⑩
31/51

「倍になったな」「あぁ、倍だな」

「・・・これ、相当ヤバいんじゃないか?」

「あぁ、そうだな、因みに隼、後何分だ?」

「残りのリミットは30分だな」

「どうせ医療費は自分らで出せってんだろ?」

「だろうな、意地でも勝たないと・・・」

「それに今なら龍が一体増えてるからな・・・」

『報酬2倍だろこれ!』

「やってやるか!なぁ一!」

「もちろんだ!おぅ隼!」


とは言ったものの、赤い龍にはある程度のダメージを与えているものの、

二匹目である蒼い龍に関しては何も攻撃していない。

正直これは相当やばい状況だろう、

俺たちは一時的に退却し、今は龍が暴れている辺りから50mほど離れた場所に隠れている。


「さぁ、どうするか、」

「正直勝てる相手じゃないよな・・・」

「あぁ、だからまず奇襲を仕掛ける、これが勝つ絶対条件だろ。」

「そうだな、そして出来るだけ敵を2体同時に倒そうとしない事だな。」

「あぁ、一人が傷ついている赤い方を倒している間にもう一人は蒼い方を食い止める、これでいいな?」

「それが妥当だろうな。」

「OKじゃあ、まず奇襲で赤に二人で突撃、その後俺が赤い方を倒す、その間隼は蒼を足止め。そして最後に二人で蒼を倒す。で、いいな?」

「異論はないよ、」

「じゃ、行くぞ、3,2,1,GO!」



俺らはまず体がある程度軟化している赤い方を倒すため、走り始めると同時に鋭利なナイフを赤い方に投げる、それはもう大量に。

最初の方はなかなか刺さらなかったものの、距離を詰めるに従って軽く刺さるようになる、走り始めて3秒、目的の位置に到着、俺らは二人揃ってナイフを赤い方の左胸に突き立てる。

割と上手い事成功し、赤い龍の体には9本のナイフと1本のレイピアが刺さっていた。

その時、蒼い方が光線を発射してくる。良くある感じの光線だ。かめ〇め波的なやつだ。

それを隼が妖刀で吸収、即座に蒼の龍に攻撃を仕掛ける。

一は赤い龍とタイマンを張る事になった。



「さぁ、どうしようか」

俺は蒼い方の足止めをするのが仕事なのだが、正直もって1分だろ、

こんなの足止めするのは結構きついし・・・

さっきの光線も結構なものだったぞ?ヤバいぞ・・・俺は攻撃を吸収した後、即座に攻撃に転じたわけだが、やはり硬い。こいつにも炭素分解液をかけないといけないのだが、なにせこいつが手ごわい。

二人で戦っていた時は後ろに一がいて、微妙に錯乱させることが出来たのだが、

今回は厄介だ。それにこいつ、すぐに攻撃を仕掛けてくる。

炎を吐いたり当たったらいかにも凍りそうな光線を吐いてきたり電気放ったり、しまいには凄い勢いの風を出してきたりする。


そんな事を考えている間にも炎やら電気やらが飛んでくる。俺は妖刀を振りかざし、光線等を一つずつ消していく。

だが攻撃の威力が高い。妖刀は魔力を吸収して切れ味を上げるのだが、吸収しきれていないようでに魔法を斬った時に爆発が起こった。

俺はその爆発に巻き込まれて吹き飛ぶ。

龍に情けなど無いらしく、風の魔法を仕掛けてくる。

蒼い龍は口から身が切り刻まれる程鋭利な風を吹き出してくる。

それはまるで口から横向きに竜巻が発生している様だった。

俺はその竜巻に巻き込まれる。これが思った以上に痛い。

竜巻の風の力で体が切り刻まれる。こんなの反則だろう。

だがここは魔法の世界。何でもありだった。

それにしても今の魔法といい炎の魔法といい相当なレベルだ。

槇のレベルは確か4だ、あれ?3だっけ?

まぁどっちでもいいが、こいつに関しては全ての能力がきっと7位あるだろう。

威力が桁違いだ。

この前研究所で殺り合った無雁、あいつでもデータ上レベル6だった。

それより強い魔法を、しかも何種類も使われるといくら妖刀があってもきついだろう。

俺は切り傷だらけで「もう動きたくないよ!」と、言っている体を無理やり起こし、剣を構える。

龍は容赦なく魔法を使ってくる。

「ん?」

俺は魔法を放とうとしている龍の口の中に見慣れない物を見つけた。

「あれは・・・魔法陣か?魔法陣なんて初めて見た。」

その時にはもう炎属性の魔法が飛んで来ていた。

俺は間一髪で左に転がって避ける。

俺はそのまま龍に向かって走り出した。

龍はそんな俺に向かって魔法を放つ。俺は一度それを避け、即座に龍の口に妖刀を突き立てる。

龍は口の中に刺さった刀をどうにかして破壊しようとする。最初は噛み砕こうとするものの、あそこまで魔力を吸った妖刀だ、噛み砕く事は出来ない。

龍はその事を理解したのか、魔法で粉々に砕こうとする。

だが龍が魔法を使用するには魔法陣が必要なようだ。もちろん魔法陣を作るにも魔力は必要だろう。

龍が魔法陣を形成しようとする、だがその形成に必要な魔力が延々と妖刀に吸い取られ続ける。

そして魔力を限界にまで吸った妖刀は魔力の暴発を起こした、目の前に閃光が走った。

その威力は半端な威力では無かった。龍はもちろん俺もただでは済まず。もともと傷だらけだった俺の体は相当な重症を負った。

それどころか付近で戦っていた一や、その相手の赤い龍さえ吹き飛ぶ始末だ。

蒼い龍は硬い鱗が粉々に砕け、動かないし、赤い龍も爆発の前に相当ダメージを受けていたのか吹き飛んだきり動かない。

それどころか俺も体中の骨が結構逝っちゃったみたいで全く体が言う事をきかない。

これは一も同じのようだ。

俺たちは誰一人、一匹動けず、どうしようもない。


      因みにタイムリミットは後10分である。

俺は力を振り絞って言った。

「やり過ぎた、すまん。」

       一の笑い声が聞こえた、気がした。





俺は赤い方担当だ、蒼い方は隼に頼んでいる。まぁ足止めだけだけどどな。

俺は殺さない程度に半殺しをするための作戦を立てていた。まぁ今から実行するから見てろよ。

と、誰かに言って、俺の作戦は開始した。



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