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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
紅蒼編 第一章①
2/51

夜は続くよどこまでも、

同日

朝10時一二三 一は眼を醒ます、頭が痛い寝過ぎたようだ、

一は今日来るはずの重要書類を待たなければならない。

「・・・もぅ来てっかな・・・」

がんがんと頭の中で鉄同士をたたいている幻聴に襲われるレベルで響く頭を押さえながら歩き始める。

とその時インターホンがなった。

「はいは~い」とダルそうに返答しつつ玄関へ歩きドアを開ける。太陽が眩しい。

例の書類が届いたようだ、まだしっかり覚醒していない脳をフル活動させハンコを

押し、自室へと書類を持って入る。

そこでようやく目が覚めたのか、一はようやく重要書類だということに気づく。

「次の名前は何だろう・・・」第三者からはよくわからないことを言いながら書類を開く、

そしてその書類を読み終えたときから彼は一二三 一ではなく一二三 はやとになっていた。

「普通すぎてつまらねぇ~なぁ~神羅とかが良かったわ」と中二病全開のセリフを言うと、隼は2度寝を始めた。


 隼が目を覚ましたのは夜2時半、自分でもよくこんなに眠れるな頭いてぇな寝過ぎたかな?と考えつつ、隼は「名前変わったことあいつに言わないと・・・」などと言い、たぶん彼がいるであろう夜の街へと鼻歌交じりに躍り出た。


 隼が街に着いた頃、周りの人間は何かに取りつかれたように街から出ようとしていた、

田舎方面への電車、バスは満員、タクシーもなくなっている。「今日って何かイベントあったっけ?」と独り言かすれ違いゆく人に聞いているのかわからない声量で呟くと、

ま、俺には関係ねぇやと心の中で消化し、そしてしばらく歩いく。

すると3時5分頃、1発の銃声が聞こえた、

お・・・?と思い人がいなくなり野次馬も居ないであろう発砲現場に走り出した。


 これまた同日、聡はこの前のサンタ狩りに失敗した憂さ晴らしのため夜12時からリア充狩りを決行することを決めていた。

そして聡もまた街にくりだしたのだった。

そして「ちょっとそこのおに~ちゃぁん?俺の目の前でいちゃつかねーでほしぃんだけど。殴って良い?」とリア充狩りをしていると、案の定警察がでてきた。

「24時間営業かよ」と、聡は走り出した、時刻は1時59分だった。

当然警察も追ってくる、だが、1分後、つまり2時、突然警察が立ち止まったと思うと

とぼとぼとどこかへ去って行ったのだった、おかしい、あきらめるにしては早すぎると聡は思い、

警官のもとへと駆け寄った、そして「おい。」と警官に話しかけたのだが、警官は反応しない、

とぼとぼと駅方面へと歩くだけだ。

聡は警官の前へ回り込み顔をみた、そして聡は驚愕した、目が完全に死んでいる、

人間の目ではない、聡は街を練り歩いた、どこもかしこも目が逝ってる奴ばっかりだ、

と聡が考えながら歩いていると、

‘駅と反対方面’から1発の銃声が聞こえた、

聡は少し考えた後、銃声の方面に向かって早足で歩き始めた。

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