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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
第一章⑥
16/51

あんときのあいつだ!あんときの!名前知らないけど!

「塀はざっと2mちょいって感じだな」

「どうする?一、」

「そんなの・・・」

一が助走を付けて軽めに背面跳びをする、

「よっと」

そして一は塀を飛び越えて、その上空中で態勢を整えて見事着地した。

「こんくらいなら余裕だろ」

まぁ、正直ここは重力半分位だから余裕なんだけどね?

「おっけ。じゃ、行くわ」ひょいっ、と。

「じゃ、調査開始と行きますか!」





 「一達サボりとかいいな~」

「そうだね、」

「というか暇だな・・・あ、そうだ梓紗!魔法の練習しようよ!」

「うん、いいけど、どうして急に?」

「だってあたし達ってSSクラスではあるけど魔法レベルそんなに高くないし、」

「そういえば私達って4だったよね?」

「そうだよ!上にはまだ6個のレベルがあるんだから!頑張らないとね!」

「よし!私も付き合うよ~!」

学校は今日も平和だ




 「で、だ」「ん?」

「どうする?」「どうするとは?」

「だから単独行動かタッグ行動どうしようかってこと」

「・・・タッグだな」

「やっぱり?」

「あたりまえじゃん・・・」

「当り前だよな~」

『俺達、一心同体だもんな~、色んな意味で、』

「よし、」

「いい感じに揃ったところで行くか!」

「おっけ~」

『Let's go!・・・だな』



 「・・・よし一、こっから天井裏、っつっても地下だけど、に入れるぜ、たぶん」

「多分かよ、ま、いいや行くか!」

「・・・結構狭いな、」

「あぁ、何とか進めるからいいが・・・結構きついな」「・・・?!」

「どうした?」

「・・・声が、聞こえる」一には声が聞こえるらしい、

「そうか、俺にはちょっと聞こえない、頼んだぜ、俺はちょっと周りを観察する宜しくな、一」

「任せ・・・?!「下がれ!」俺が「任せた」と言おうとした時、突然隼が声を張り上げた!俺は咄嗟に体中の筋肉を駆使して狭い穴の中を後ろに進む、後ろにいる隼には何かが見えたらしい、と思ったその時、メキ、という鉄が軋むような音が聞こえた。その瞬間目の前が火の海となった

「どういうことだ隼!」後ろでさっきまで外の観察をしていた隼に尋ねる、

「だめだ!気付かれてる!」

「気付かれてる?なんでだ?!」

「俺が知るか!いまは取り敢えず出ろ!」

炎が近づいてくる、下がるスピードより速いぞ、これはマズい、もう間に合わな・・・「バキッ」後ろの方から嫌な音が聞こえたその瞬間、俺達は落ちた、そして出くわした、あの時殺したはずのあの男に・・・

「よぉ・・・俺は西軍進軍部隊第4隊隊長、無雁むかり、残念だけどお前らはゲームオーバーだ、あんときはマジで死んだかと思ったぜ、なぁ?お返しにぶっ殺し確定だわぁ、残念だったなお前ら」

あっれぇ~?こいつ、なんでこいつ生きてるの?あんとき心臓ぶっ刺して確実に殺したはずなんだが・・・

「あれ?おかしい、心臓ぶっ刺したんだけどな~なんて思ってんだろ?俺は普通の人間とは違うんだよ!心臓は右胸にあるしな!」

おっとあいつ弱点言っちゃったよ、

なぜそんな所に心臓があるのかは置いとくとして・・・さっさと殺るか!



「じゃぁさっさと終わらせようじゃねぇか、やるぞ隼!」

「うっしゃまかせろ!」

「な め ん な よ ? 」無雁が明らかに危ないオーラを出している、、と思った時には俺達の目の前に炎の海が広がり始めていた、俺らは咄嗟に飛びあがり壊れている天井に捕まる。




  「・・・ぶっ殺し確定だから、逃げても意味ねぇよ?糞ガキ共が」

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