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ハイフン  作者: 高夏 浮斗
第一章⑤
15/51

初仕事であります

「今日は勇者様方にお仕事というか頼み事があるのですが・・・」

と、一与姫からのご伝達があり、俺らは午前の授業だけ受けて早退する。

「えぇ~せけぇ~行くなよ~サボりかよ~」

的声はあったが、

「姫様直々の呼び出しだし・・・」

と言って切り抜けた。そして一与姫の城にて・・・




 「今回は勇者様方の運動神経をふんだんに使用して頂きます。」

「そうなんですか」

「・・・で?そのお仕事とは?」

「・・・潜入捜査です。」

「はい?」「はい?」

「潜入捜査です」

「いやわかりましたが・・・」

「急に難易度高くないですか?」

「大丈夫だと思います。」

「どこがですか?」

「相手の本拠地に乗り込む訳ではありません。」・・・なるほど、

「じゃあ・・・どこへ?」

「大阪軍が最近琵琶湖付近に地下研究所と作ったという噂が流れていまして、そこに行って頂きます。」

「なるほど、研究所なら何とかなりそうかも知れませんね」

「はい、そこで何を研究しているかを聞いて来て欲しいんです。」

「・・・なるほど。」「・・・じゃあ、行きます。」

「ありがとうございます!そういえば勇者様方はちゃんとした仕事は初めてでしたね?」

「はい。」「えぇ。」

「ではここの決まりとして初仕事の前に国のマークを体のどこかに掘らないといけません。」

「掘るって、タトゥーみたいなものか?」隼に聞いてみる「そうなんじゃないか?」

「では、出発は明日なのでどこに掘るか考えておいてください。では・・・。」




 「・・・どこにする?」「・・・どうしようか。」ワクワクする、

こういうのは結構俺達の中の中二心をくすぐるのだ。


そして2時間後、「結構痛かったな・・・」「そうだな・・・」一は右肩、隼は左肩に豪華な十字架のマークを入れ、二人はテンション駄々下がりで睡眠に着いたのだった。




 「ここがこの世界の琵琶湖か・・・」一が言う。

「元の世界と同じくらいだな。」俺も答える。

「さ、清水さん!行きますよ!」一が清水さんを呼ぶと、

「え?何言ってんの?俺、ここで待機だけど?」・・・は?

「はい?どういうことですか?まさか2人で行けなんて言わないですよね?」

「言うよ?」・・・だめだこの人早くなんとかしないと・・・

「なんでですか?」

「だって車取られたら帰れねぇじゃん」・・・ごもっとも

「それにお前らがヘマして逃げることがあったときの為にスタンバッてんだよ!」なんか切れられた、「はいはい、分かったっす」

「じゃ、行って来るんで」





 こうして俺らの初仕事が始まった


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