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90 慣れというのは恐ろしい

 宣言通りにソウマは仲間を引きずりまわした。

 毎日あちこちの迷宮に出向いて怪物を倒していく。

 霊気結晶を手に入れて経験値にしていく。



 北陸が終わると中部・東海の制圧に入り。

 これが終わると近畿に関西へと向かう。

 人工密集地で、今は魔族や怪物の巣窟になってる名古屋・京都・大阪などは避けて。

 それ以外の比較的攻略しやすい所を殲滅していった。

 さすがにこういった場所にいる魔族は強く、今のソウマ達でも手こずるからだ。



 まずは経験値稼ぎ。

 レベルを上げることを優先する。

 強くなれば労せずに敵を倒す事が出来る。

 作業を楽に終わらせる事が出来る。

 強力な敵を倒すのはそれからで良い。



 知恵を使い、工夫をこらせば強力な敵を倒す事も出来るだろう。

 だが、これは強大な敵に立ち向かうために用いるべきではない。

 知恵も工夫も、相手を上回る状態を作るために用いるものだ。

 これが出来ない場合に、戦い方を考える事になる。

 相手より劣る状態で戦うというのは、それだけで負けてるのだから。



 戦い方を考えて工夫をこらすのは悪い事ではない。

 だが、これだけを考えるのも間違ってる。



 だからソウマは回り道をする。

 より強力な敵がいる所は後回しにする。

 今の状態で確実に倒せる敵だけを相手にする。

 レベルを上げ、強い敵を倒せるようにする。



「あと、もうちょっと上げておきたいな」

 仲間の戦いぶりを見ながら考えていく。

 既にレベル1000を超えようとする仲間は十分に強い。

 戦い方を考えれば東京などの大都市の魔界すら破壊出来る。

 しかし、ギリギリの戦いになる。



 あともう少しレベルを上げておきたかった。

 国内の魔界を苦も無く壊滅出来るように。

 その為にもまだもう少しだけ経験値を稼がねばならない。



「外国に行く」

 これからいよいよ中国地方、そして四国に向かうという時だった。

 配達の途中、今後の予定を伝えていく。

「まずは日本の中の迷宮や魔界を破壊する。

 それが終わったら外国の迷宮を壊していく」

 日本でだけ経験値を稼いでいてもたかがしれてる。

 だから国外に目を向けていった。



「分かりました」

「兄ちゃんにまかせるよ」

 返事は意外と平淡なものだった。

 驚いたり困ったりするそぶりは無い。



「それだけ?

 もうちょっと文句言われると思ったけど」

「いつもの事ですから」

「いきなりなのは兄ちゃんのいつも通りじゃん」

「…………」

 これにはソウマが何も言えなくなる。



「それに、強くなれるんだし」

「レベルを上げに行くならがんばります」

 カナヤとシラベも特に困ってる様子は無い。

 ソウマの無茶に早くも慣れてしまってる。

 レベルが上がり能力も高まり、ある程度の事には動じなくなってる。



「じゃあ、行くか」

 仲間からの、ある意味信用を得ている事を感じながら決める。

 そこまで無茶やってるのかなと思いながら。

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