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77 高レベルだから出来る人事評価方法

 新人2人への評価観察が始まる。

 とはいえ、やる事に変化はない。

 ソウマがやり方を教え、オトハとサユメが手助けをしていく。

 やる事はいつも通り。

 このいつも通りの中で、カナヤとシラベの反応を確かめていく。



 いつも通りの仕事。

 いつも通りのおしゃべり。

 いつも通りをいつものように繰り返して積み重ねる。

 そうする中で浮かんでくる事を一つ一つ集めていく。



 どんな性格なのか。

 何が好きで、何が嫌いなのか。

 普段はどんな風にして過ごしてるのか。

 こういった事から相手の内面をあばいていく。

 心理分析に関わる超能力はないが、高めたレベルがもたらす能力値を使って。



 智慧も察知力も共感性も常人より高いソウマ達だ。

 ちょっとしたそぶりや言葉遣いなどから相手の気持ちを察していく。

 こうして集めた情報がカナヤとシラベの内面をあばいていく。



「悪趣味だよねー」

 自分のやってる事について、サユメはこうもらす。

 必要とはいえ、相手の胸の内をのぞき見るのはどうなのかと思ってしまう。

 だが、おかげでわかった事もある。

「この2人なら問題はありません」

 オトハがまとまった調査結果を見て結論を出す。



「なら、2人も巻き込むか」

 カナヤとシラベの人柄をみてソウマも決断する。

 自分のやってる事に引きずりこむと。

「それだと言い方が悪者っぽくないですか?」

「でも、兄ちゃんは悪者だから」

「それはそうですけど」

 オトハは何も否定しなかった。



「ところで」

 カナヤとシラベの今後の運命が決まった直後。

 サユメは質問をしていく。

 ジトーっとした目で。

「ボク達にもしたの?」

「なにを?」

「意識調査」

 問われたソウマはまっすぐにジト目を向けてるサユメを向かいあい。

 ゆっくりと目を外していった。



「そんな事はないぞ……」

「ふーん」

 わずかな態度からソウマの本音を察したサユメは、呆れた調子でソウマを見つめ続ける。

 糾弾というわけではないが、決して安穏とした雰囲気でもない。



「しょうがないとは思いますけど」

 オトハも消極的にサユメに賛同する。

 とはいえ大きくなじるわけではない。

 自分が無理矢理押しかけたようなものだと理解してるので、あまり強く出られない。

 そんな人間が相手なら警戒して観察もしようというもの。

 今回、カナヤとシラベを調べていてそれがよくわかった。



「それで合格になったんだし」

「それはそうなんだけどねー」

 サユメにしても不満があるわけではない。

 ただ、わからないように観察されていた。

 いっそ、監視といった方が良い。

 そんな状態だったとわかると、やはり思うところも出てくる。



「兄ちゃんに心をあばかれたわけだし」

「それはまあ……そうなりますね」

 かくしておく事はなくても、胸の内を覗き見られるのは面白くない。

 自分の領域は誰にも示さずに大事にしておきたいものだ。

 それが見られていたとなれば、恥ずかしさにも似た思いを抱く。



「でも、どうせ暴くなら……」

 ここでサユメはいたずらを仕掛けるような顔をする。

「心だけじゃなくて、体もあばいてみる?」

 いいながら胸の裾に指を引っかけて軽く引っ張る。

 オトハと違って谷間は出来てないが、しっかりと存在する膨らみがソウマの目に飛び込む。

 サユメが前屈みになってるから、それはもうはっきりと。



「そのうちな」

 元気印のボクっ娘美少女のよいものを見れたのはありがたい。

 だが、申し出を丁重とはいえない態度と口調で断り。

 悪ふざけをたしなめるようにデコピンでサユメの鼻をはじく。

「いてっ!」

 色気のない声でサユメは後ずさった。


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