57 迷宮壊して、日が暮れて
「な、出来ただろ」
迷宮を攻略した2人にソウマは声をかける。
オトハとサユメだけでの迷宮攻略。
やってみれば、意外なほどあっさりと終わった。
それが2人の感想だった。
「今の2人のレベルなら無理でも何でもないから」
迷宮の主と戦う時に、2人はレベル200になっていた。
これだけの高レベルになれば、迷宮の主もたおせるようになる。
あとは戦い方次第だ。
そこも2人は上手くやった。
「それじゃ、帰るぞ」
そう言ってソウマは2人をつれて転移をする。
近くの道まで。
この日は迷宮攻略のために外に出ていた。
そして、いつものように人がいない所まで向かい、そこから迷宮に向けて転移をしていた。
ソウマの能力を隠すためにやってる事だ。
このため、都市から転移をするという簡単な方法をとらないでいる。
そんな帰りの車の中、オトハとサユメは後部座席で放心状態になっていた。
2人だけでの迷宮攻略。
ボスの撃破と迷宮破壊。
これを成し遂げた事がいまだに信じられないでいる。
ソウマによってレベルを上げてもらい。
ソウマによって迷宮攻略のやり方を教えてもらい。
予行練習として、ソウマが付き添っての迷宮攻略なども何度かした。
こうした事前の準備はあったものの。
それでも、思った以上に簡単に怪物を殲滅できた事に驚いてしまった。
たしかにソウマは出来ると言ってくれた。
だが、本当に出来るかは未知数。
下手すれば死ぬ。
そんな緊張感を強いられていたのだが。
まさか本当に出来るとは、2人も思っていなかった。
出来るにしても、もう少し手こずるのではないかと予想していたのだが。
そういった事もほとんどなく。
ほぼ手順通りに作業をして事を成し遂げてしまった。
とはいえ、それで2人がのぼせ上がるということもなく。
これが強引に引き上げたレベルのおかげであると。
そしてソウマによる事前の教育のおかげである事は理解していた。
土台となる強さがなければ、そもそも攻略など出来ない。
たとて強くなっていても、やり方を間違えれば失敗していた。
そうなる可能性は常にある。
何かを間違っていたら、その瞬間に全てが駄目になってる。
そうならずに済んだのは、運の良さもある。
何より、今日が最初の1回目。
経験値が圧倒的に足りない。
この1回だけで迷宮攻略を決めてしまうつもりはない。
上手くいった事は素直に嬉しいが。
これが全てだと思うほど浮かれる事は出来なかった。
「まだ、やってみないと」
「分からないよねー、上手くやれるかなんて」
オトハもサユメも次を見ていく。
その時も今回のように上手くやれるのか?
「やるしかないです」
「うん、やるしかないね」
ならばまた挑戦するだけの事。
そんな2人をソウマは運転席で頼もしく思い。
今後に活躍を期待していった。
とはいえ、その前にまずは休息。
今日はさっさと戻って安宿の布団にもぐりこまねばならない。
2人とも頑張ったのだから。
体調が悪くて続きが書けてない
連載はとりあえずここまで
明日はさすがに無理だと思う
回復はしてきてるが、続きはまだもう少しかかりそう
気長に待っていてくれるとありがたい。
それまでは、ブックマークをして様子をみてくれればと。
それと、おもしろかったら「いいね」を付けて教えてくれると助かる。
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特に何があるわけじゃないけお、覗いてくれるとありがたい。
小話もいくつかおいてあるので、手に取ってもらえれば。




