表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩壊世界で独立開業 ~怪物あふれる地球になったけど、個人事業主として地道に稼ぎます…………なお、かわいい女の子がついてきたのは予定外~  作者: よぎそーと
3章 迷宮攻略

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/104

31 そして怪物はいなくなった、でもどこへ?

「いないな、怪物」

「いませんね、怪物」

 周囲の空間を、周囲の音を。

 それぞれ拾っていくソウマとオトハは、様子が違っている事に気づいていった。



 いつも通りの配達をして。

 そのついでに怪物退治の依頼をこなそうとして。

 そこで気づいてしまう。

 怪物が消えてる事に。



 普段は都市から村へ、そして町へ。

 更に村から村へ、町から町へ。

 移動してる間に1回は襲撃を受けるもの。

 しかし、この時の配達ではそういう事は一切無い。

 それどころか。



「怪物が消えてんだよ」

 怪物退治に赴いたらこれである。

 倒して欲しい怪物の姿がない。

 おかしいと思った地元の自警団が周辺を捜索したが、やはり見当たらない。



「まあ、隠れてるだけかもしれん。

 念のために確認してきてくれ」

 怪物退治の依頼はそのままに、念のための確認を頼まれる。

 断る理由もないので、ソウマ達は目撃情報のある場所を。

 そして、更に広い範囲を出来るだけ探っていく。

 それでも怪物の姿はない。



「音はないです」

 オトハが周りを探っても、それらしい音がない。

 ソウマも周辺を探知するが、それらしい気配はない。

 せいぜい野生の動物の姿があるかどうかだ。

 怪物が放つまがまがしい霊気、悪意の存在は見当たらない。



「足跡はあるんだけどねー」

 サユメも自分の見た痕跡を伝えていく。

 ソウマやオトハと違い、超能力での探知や探索は出来ないサユメではある。

 しかし、これらに頼らない調査・追跡能力を身につけている。

 奇襲攻撃に必要だからだ。



 相手の気配を察知する。

 足跡を見つける。

 姿を隠せそうな場所を見つけて、逆にそこを襲撃する。

 わずかな痕跡をたどって相手を追跡する。

 こういった技術や知識に磨きをかけている。



 そんなサユメの見立ては、時にソウマやオトハの探知能力を上回る。

 そこに何かがいれば、2人の方が有利だ。

 しかし、既に立ち去ったあとだと2人の能力はほとんど何の意味もなくなる。

 いる者を、ある物を見つけるのが主な能力だからだ。



 しかしサユメはそうではない。

 どうしても残る痕跡。

 これを見つける事が出来る。

 それでも、こういった事が出来る超能力には劣るが。

 しかし、残ってる何かを見つけ、それを探る事は出来る。



「行ってみるか」

 そう言ってソウマは、サユメが見つけた痕跡をたどる事にした。

 怪物がいてもいなくても、依頼者に報告はしなくてはならない。

 その為の情報を集めねばならない。



 そうして30分。

 サユメを先頭にして足跡をたどり。

 それでも怪物の姿を見つけられず。

 ソウマ達は結果を報告した。



「そうか、分かった」

 依頼者はそう言って報酬を支払ってくれた。

 怪物はいなかったが、いないならそれでいい。

 それでも、調査はしてくれたし、それで姿が見つからないなら仕方ない。

  だが、調査費用として、怪物退治の費用は払うという。



「ありがとうございます」

 依頼料の2万円を受け取り、ソウマは頭を下げた。

 サユメとオトハも同じく頭を下げた。


気に入ってくれたら、ブックマークと、「いいね」を



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 ファンティアへのリンクはこちら↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 支えてくれると、俺が書くのをを本業に出来るんだよ。

_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ