第七話 「永遠亭にて」
登場人物紹介
八意永琳
年齢:不明(一億歳以上?」
能力:あらゆる薬を作る程度の能力
性格:礼儀正しい。天才。
説明:月の民で、月の都の創設者の一人。輝夜を育てた薬師で、5千年以上前に地上に降りてきた。今は永遠亭で輝夜、兎たちと暮らしている。
藤原妹紅
年齢:1310歳
能力:老いることも死ぬこともない程度の能力
性格:やさぐれ気味
説明:元人間だが、輝夜の持っていた薬を飲み蓬莱人となってしまった。そのため、不老不死の能力を身につけた。炎の術の使い手で、迷いの竹林で永遠亭への道を案内している。
巨大妖怪討伐後、レインと霊夢は永遠亭に向かった。
迷いの竹林につくと、妹紅が出迎えてくれた。
「妹紅、案内してくれるの?」
霊夢が尋ねると妹紅と呼ばれた白髮の女性は答えた。
「…あぁ、ついてきな」
〜5分後〜
「ついたぞ」
妹紅がそう言うと、レインが駆け出した。
「レミリアァァァァ」
永遠亭の扉を開け、病室に駆け込んでいった。
「はぁ…このシスコンが…待ちなさいよーっ!」
霊夢も永遠亭に駆け込んでいった。
〜その頃、病室では…
「咲夜さんの傷も、あと2日ほどで治りそうです」
「よかった…ありがとう、永琳」
レミリアが永琳と呼んだ女性はにっこり微笑む。
八意永琳。永遠亭にて病人・けが人の治療を行っている。
その瞬間、病室の扉が勢いよく開く。
「レミリアァァァァァっっ」
「お兄ちゃんっ?!」
「心配したよぉぉぉーーうわあああっぁぁぁー」
レインがレミリアに抱きつこうとしたがレミリアが寸前で阻止。
「ちょっとうるさい!ここ病室!…とゆうか巨大妖怪はどうしたの?」
すると扉がまた開く。
「レインが倒したわよ」
「あ、霊夢!来てたのね」
「ええ。まあほとんど何もしてないけど。…レイン、すごく心配してたのよ」
霊夢にレミリアはそう言われて、レインの方を向く。
「えっと…ありがと、お兄ちゃん」
レミリアが少し顔を赤らめて言う。
「フ…レミリア。」
「…何よ」
「安定の破壊力だな☆」
レインがそう言った瞬間、口から血が流れ、ドサッ、とその場で倒れる。
「お兄ちゃぁぁぁん⁉」
「レインさぁぁぁん⁉」
レミリアと永琳が声を揃えて言う。
「このシスコンが…」
と、霊夢が呆れたようにつぶやく。
そして部屋の片隅で…
「う、うるさい…」
今回最大の被害者は、咲夜だった…。