第四十八話 「空裏」
「レミリアが…攫われた…っ」
謎の男は消えたが、時間はまだ動き出してはいなかった。
「(時間が動き出さない…あいつを殺すか…使用をやめさせるかの二択か…)」
レインは焦っていた。
「(俺が動けるのは堕剣の特性:『弾壁』のおかげだが…今、ディザとフェルネを召喚したら効果がなくなる…二人は呼べないってことか…)」
レインは窓を開け、空間探知、魔力探知を施す。
「……何もヒットしない…あいつ、生贄とか言ってた…時間がない、急げ…!」
レインは素早く飛び立った。
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レインが紅魔館を出て、早10分が経過していた。
「(そこら中を飛び回ってるが…見つからない…早く見つけなきゃ…時間が無い!)」
すると脳裏に考えが浮かぶ。
「(…異空間に逃げた可能性がある…しかもあいつの移動手段はワープゲートだった…現世内でのワープゲートでの移動は可能だが、それなら走って逃げたほうが早いはず…)」
レインは一太刀の短剣を取り出す。
「(空裏の短剣。異空間に繋がる扉を見つけてくれる優れモノだ)」
俺は空裏の短剣を地面に突き刺す。
すると地面に巨大な魔法陣が出現する!
「(アイツが消えたのは数分前…時間が経ってるから一瞬しか作動しない…一瞬で、暴いてやる)」
レインは地面に突き刺した短剣を強く握る。
そして魔力を一気に込める!
「…そこかッ!!」
レインは短剣を素早く抜き、探知した場所めがけて斬撃を飛ばす!
すると空間に亀裂が入り、今まで見えなかった異空間への扉が見えるようになった。
「…よし、行くか…」
レインは異空間に向かって跳躍した。
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「(もう結構歩いてるはずだが…延々と道が続く…)」
するとレインは空裏の短剣を取り出す。
「(空裏の短剣、もう一つの能力…それは機構破棄…!)」
空裏の短剣は水色に発光しだし、結界がレインを中心に広がり始める。
――その時。
「見つかっちゃった〜…♡」
声と共に背後から強力な殺気が襲いかかる。
「…ッ!!」
俺は反射的に身を屈める。
すると先程まで俺がいた位置に薙刀が勢いよく突き刺さる。
「…女?」
俺は宙を浮いている少女に目を向ける。
「初めまして〜!サレルだよ〜〜♡」
「何者だ。先程の男はどこだ…教えろ」
俺はとてつもない殺気を放つ。
「こわ〜い…でも、そうカンタンには通させないんだ!ゴメンねっ!」
サレルは薙刀を握り、構える。
『刀源解放』
レインも異空間を開き、武器を取り出す。
『冥剣・ヴェルゼローネ』
「時間がねぇんだ…手短に済ませる」
サボりすぎてやばい()




