第五話 「原理を改変させる程度の能力」
登場人物紹介
博麗霊夢
年齢:17歳
能力:宙に浮く程度の能力
性格:サバサバしている。
説明:幻想郷を外界と隔てている結界・博麗大結界の管理を任されている博霊の巫女100代目。
博麗の巫女では史上最強と言われており、霊術を扱うのが得意。
紅美鈴
年齢:千歳以上
能力:気を操る程度の能力
性格:礼儀正しい
説明:紅魔館の門番をしている、拳法を使う中華風の妖怪。
レイン達兄弟の親のときからスカーレット家に仕えている。門番だがすぐ寝る。
「――霊夢」
「はぁ…こんな夜遅くに何なのかと思ったけど…まあ、寝る前の運動にはちょうどいいわね」
そう二人が話していると、後ろから朱髪の女性が走ってきた。
「レイン様!お嬢様はご無事ですか⁉」
「レミリアはかすり傷だ。それよりも咲夜が重症だ。永遠亭に連れて行ってくれ」
「承りました」
この女性は紅美鈴。拳法の使い手で、紅魔館の門番をしている。
美鈴が行った後、レインが溜息をつく。
「はぁ…非常事態だし、やるしかないかぁ…」
「レイン、今は結界で拘束してるけど、早くしないと破られるわよ」
「わかったわかった」
すると巨大妖怪を拘束していた結界に亀裂が走る。
すると、レインが言った。
「おい!巨大妖怪!…出し惜しみはナシだぜ」
そういった瞬間、巨大妖怪の拘束が解ける!
「ウガァァァッッ」
勢いよく飛び出してきた巨大妖怪を二人は空中で避ける。
その巨大妖怪を見て霊夢がつぶやく。
「相当お怒りのようね…」
「そりゃそーだろ、俺達のおしゃべりを聞いてるだけだったんだからさ」
「ふふ…そうね。レイン、大技を一発かますわ、そこに叩き込んで」
「はいよ」
すると、霊夢の手のひらにまばゆい虹色の光が集う。
「神技・八方龍殺陣!」
超大量の弾幕が巨大妖怪を襲う!
「今よ!」
レインの手には巨大な紅色の剣がある。
これはレインの能力・神技を授かる程度の能力の力で授かった物だ。
だが、レインの能力はこれだけではない。
もう一つの能力とは―
「原理を改変させる程度の能力」。