魔法国家と科学国家による世界大戦
人と精霊が共存する古の時代、二つの大国が世界を二分し覇権を争った。
科学が発達した東の大国は、精霊を武具へ封じこめる技術を開発し優位に立つ。
窮地に陥った西の大国は、精霊を捕食し己の肉体に力を取りこむ秘術で劣勢を挽回した。
そして、果てのない軍拡の末に、両国は共に滅びの道を歩み始める。
東の大国は精霊武器の暴走により滅亡し、彼等が製造した武具は歴史の闇へと失われた。
西の大国の人々は肉体が精霊と同化して変異した。後にエルフやドワーフと呼ばれるようになる彼等は世界各地へと散っていく。
それから、波が大陸の輪郭を変えるほどの永き時が過ぎ、世界では興国と亡国が繰り返され、かつての大戦は口伝からも忘れ去られた。
――ガストール大陸の東南端にシエドアルマという国が在る。ある日、貴族が狩猟中に馬を暴走させ、森の深くに迷いこんでしまう。貴族は、そこで古代の武具が眠る遺跡を発見する。
湖面に浮く月のように穏やかな時は終わり、戦乱の風が再び世界に波紋を広げる。
終始シリアスで重いお話です。
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