新生活スタート だよ!
ようこそ!世界の狭間へ!
君がこの世界にやって来たということは、もう購入の手続きは済んだんだね?
このゲームを買ってくれてどうもありがとう!
おっと、僕の自己紹介をしてなかったね。
僕の名前はリト。この世界の運営や開発などを任されてる者だよ、よろしくね!
じゃあ早速これから君がどの世界の住人になりたいか決めようか。
「僕はこの世界で、人生をやり直すんだ」
それでいいんだね?わかった!じゃあ出発しようか!
君が歩む新世界は、きっと良い人生を歩めますように。
いってらっしゃい!
目を開けると天井。体を起こし周りを見渡す。1人部屋のベットに横になっていたようだ。
『きっと良い人生を歩めますように。』
あまり聞きなれない声が脳裏に流れた。
「こらー!俊彦ー!早く起きなさーい!」
すると下の階の方から声が聞こえた。僕は部屋を出て、リビングの方に向かった。
ドアを開け、キッチンの方へ目をやると、そこには記憶にあるような無いようなおばさんが料理をしていた。
「ちょっと俊彦、いつまでボケ〜っとした顔してるの?さっさと顔洗って支度なさい!」
「ごめん母さん、今するよ」
母さんに言われて、僕は顔を洗い学校に行く支度をした。
「たく、あんた今日から学校始まるっていうのにそんなんで大丈夫なの?」
一緒に朝食を食べながら母さんが言い出した。
「心配しなくても大丈夫だよ。時間までには余裕があるし」
「じゃあ僕そろそろ行くよ」
「あ、待ってあんたハンカチとか持った?ティッシュとか大丈夫?」
「もぉ母さん、僕はもう高校生なんだから大丈夫だって」
「それじゃあ行ってきます!」
こうして僕の高校生活が始まった。