転生者達の密会
俺は昨日と同じように研究所に来ていた。クレイたちに行くところがあると言って出てきたので、あとで聞かれるのが面倒だ。
「……なるほど、僕の時と同じですね。僕もその自称神様に殺されてここに来ました」
やっぱりか……あいつ何人殺してんだよ…
「私たち以外にも転生者は居ます。分かってる時点であと2人…1人は私の友人、アスカ・アオギリ。もう1人は複雑な事情で死亡した、ユキト・タチバナです」
「し、死亡…ですか?」
話すかどうか悩んだが、俺はユキト・タチバナについて分かってることを話した
「元の世界に帰るために転生者狩りですか…今回の精霊様の視察はそれが起因していると」
「はい、マサヤさんは大丈夫だったんですか?」
転生者狩りの対象になってなかったのだろうか?
「おそらく僕は狙われてはないでしょう。僕に突飛したステータスはありませんからね」
「じゃあ転生した時に要望を出さなかったんですか?」
「僕は元の世界の体と能力は同じ物にしてくれって言ったからね。やっぱり自分の体じゃないと精密作業は出来ないよ」
そういう人もいるのか……転生者特典は器用さってところかな
……
………
…………
その後もマサヤさんと様々な話をしていたら、夕方になってしまった。
「今日はいろいろ話せてよかったよ。僕以外にも転生者が居ると分かって心強かった。魔国セイレーンから出る時にまた寄ってください、渡したいものがあるので」
「?……分かりました。また来ますね」
渡したいものってなんだろ?
……まぁ、いいか
……
………
…………
「ジャンヌちゃん、今日は結局どこに行ってたんだ?」
「ちょっと研究所に……」
「ジャンヌ……もしかして…あの研究者の人好きになっちゃったりしてないよね?よね!?」
「なるわけないでしょ!」
やっぱり面倒くさいことになったな……
次でウェディングになるかも?




