魔国セイレーン到着
「うぅ…気持ちわるい……」
馬車で2日も揺られたのだ。そりゃ酔うわ
「ジャンヌ大丈夫?僕が運ぶよ」
やばい今日はディーノがいない!
「アルラウネ、あの2人交際してるんですかー?」
「あぁ、そうだよ」
「嘘をつくな!アルラウネ!うぇっぷ」
……
………
…………
「これが人間たちの技術の最先端を行く国ですかー確かにディラン王国と比べると魔法技術が発達してますねー」
随分とはしゃいでるな。まぁ、研究者的にはかなり興味の惹かれる場所かもな。
「この魔映機というものとっても便利ですね!広報担当として素晴らしいものを手に入れました!」
クレイが前に買ってたカメラって魔映機って言うのか
「予定の時間まであと少しだから、移動しよう」
魔国セイレーンにはあらかじめ俺たちが滞在することを伝えてある。
どうやらファリテさんが案内してくれることになったらしい。
……
………
…………
「はじめまして精霊様。私は魔国セイレーンにて魔法部隊の隊長を務めています。ファリテ・グレゴリアと申します。本日から3日間の案内を担当いたします」
「ご丁寧にありがとうございますー。私はエレメンタルフォレストで広報担当をしてますー。ヘルメスですーよろしくお願いしますー」
「では早速ですが、今日は王都の観光をします。明日は文化学習。明後日は人間の結婚式を見てもらおうと思います。私の部下が結婚するんですよ」
なんか結婚って単語を言うたびにファリテさんから黒いオーラが……
「なにか?」
「いえ!なんでもありません!」
結婚については触れないようにしよう……
昨日頑張ってお昼寝しなかったおかげで朝早起きできてハッピー




