各個撃破。アスカVS赤いマスク
赤いマスクをした女は鞭をアスカに向かって叩きつける。
「おいおい……何が虐めてあげるだよ…全然刺激が伝んねぇよ!」
アスカは女を容赦なく殴り飛ばす。
「な、なんでよ!この時空結界は私の思うがまま!この結界内で貴方が感じる痛みは数十倍のはず…たとえ生命力が高くても痛みに耐えられるはずがない!」
「確かに痛いけどな……俺ほどになれば刺激にもなりゃしねぇよ」
こいつはSなんだろうけど、俺にとっちゃなんでもねぇな。
「結界内での私の攻撃はかすりでもすれば致命傷になるように設定した。覚悟なさい」
そんな設定に出来るなら最初からすればいいのに……やっぱ少しずつ虐めたいのか?
……
………
…………
「な…なんなのよ……」
女は恐怖を感じていた。
それは死の恐怖ではない。
むしろ死なぬ恐怖だ。
目の前の男はいくら致命傷を与えても
死なない。
「俺はアスカ・アオギリ…生粋のドMだ。覚えとけ」
アスカの繰り出したハイキックが女の顔面を歪ませる。
「ぐはっ!」
「おい、さっさとこの結界を解除しろ。さもねぇと殺す」
アスカは倒れ伏した女に言う
「はぁ…はぁ……そんなこと…するわけ…」
女が言葉を終える前にアスカの拳が女の鳩尾に入る。
「かはっ!」
「何度も言わせんじゃねぇよ。結界を解け。俺はお前と違ってSじゃねぇから、M側に考慮した死なない虐めはできねぇぞ」
女は恐怖に怯えた顔でアスカを見る。
「大丈夫だよ、てめぇが結界を張り続ける限りは解除させるために生かしておいてやる。逆に結界を解除したら用無しになったお前は即座に殺す……さぁ、好きな死に方を選べよ」
アスカは顔に悪い笑顔を浮かべていた
アスカさんS側も案外出来そう……




