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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
4章 転生したのに、こんなルートは笑えない編
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暗き世界の永遠少女

ここは暗い暗いダンジョンの奥底


私は誰なのだろう?


私は何故知能があるのに無知なのだろう?


私は何故他のモンスターとは違うのだろう?


私は何故この場に縛られているのだろう?


そんなことを考え続けてもう永遠とも言えるほど長い時が経った。だけど未だに答えは出ないまま……


無知な私に分かるのはただ1つだけ……


私は永遠にこのままであるということだけ


……

………

…………


「貴方はこんな所に居たのね……今、解放してあげる」


ある日私の前に神が現れた。


無知ゆえに人々を傷つけ封印された私を救ってくれたのだ。神と言わずしてなんと言おう。


「貴方の名前はメリル・ヘルゴウン、血は繋がっていないけど私の妹」


私が貴方の妹?


無知な私には理解できない。


「大丈夫だよ。今は分からなくても、いつか分かる時が来る。私はもう行かなくちゃならないから、また今度ね」


待って!行かないで!私は……私は!


「次に貴方が私に会うとき、私は何も知らないわ。それでも…貴方はメリル・ヘルゴウン。私の妹。ジャンヌ・アルデバランの妹。それだけは変わらない」


そう言い残して、消えてしまった。


無知な私はまだ分からないことばかりだ。


でも、無知な私にも分かることがある。


私の名前はメリル・ヘルゴウン。


私の姉はジャンヌ・アルデバラン。


私の全てはあの方の物だということだけは分かる。

これにて4章の本編は終了です。次は裏話!

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