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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
最終章 ジャンヌ・アルデバラン
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二度目の救済

ジャンヌ達と別れた後、クレイ、アイザック、アイギーナは城の中を移動していた


「アイザック、アイギーナ、恐らくあの法神って人は敵に接触したこっちの軍勢をほとんど操ってる。シンヤさんが言うには城に侵入してる人も結構いる。2人は感知できる?」


城の内部にいる敵を倒すには感知能力が必須だ。城の中は隠れるところが多い


「出来るわけないじゃん、血ぃ吸っても30mくらい距離にいないと位置とか分からない」


逆に血を吸えば位置まで把握出来るのか……前戦ったのが閉鎖空間じゃなくてよかった


「俺も出来ねぇ、そういうのが得意な英雄を呼ぶことは出来っけど」


今更だけど、この2人の能力ってとんでもなく高性能だよね


とはいえ感知が出来ないとなると


「じゃあ城の中にいる敵は僕がやろう、君達は……」


「外で暴れてる奴らに負けねぇくらいに大暴れしてやればいいんだろ!」


アイザックはそう叫びながら壁を破壊して飛び降りる


「兄貴ってば何突っ走ってるんだろうねぇ?あっひゃひゃ」


アイギーナもそれに追従して飛び降りる


「……まったく…頼もしいんだか、そうじゃないんだか…」


さて、僕も自分の仕事をこなそうか


……

………

…………


「はぁ……はぁ……これで19人目……あと何人ですか?」


(城にいるのはあと28人だな。あっ、増えた30人だ)


死神のいる部屋に近づかせてはならない。メリルが法神と話をつけるまでは頑張らないと……


(クレイ……分かってるよな?後ろだ)


とてつもない速度で覚えのある気配が廊下を疾走している。もうすぐそこだ


「分かってる……まさか貴方まで敵の手に落ちてしまっていたなんて…キリヤさん」


振り返ると、やはりというべきか……ディラン王国軍総括隊長キリヤ・シラヌイ


体中傷だらけでまともに動けている事が不思議だ


「……わ…りぃな……死神にやられた……」


たった1人で死神と……僕がこの人に勝てるか?実力はファングさんにも劣らないはず。負傷していても操られてる状態でそれをあてに出来るとは思えない


かわせ!」


えっ………


その時、クレイはさっきのキリヤと同等の速度で廊下を疾走する者の気配を感じていた


「こうして貴方を助けるのは二度目ですね……まぁ、今回はあの時のように倒れる失態などしませんが」


もとよりキリヤと同等の速度で移動していた者がさらに速度を上げ、即座にキリヤとクレイの間に入る


「一体何が……」


状況が理解出来ない


「分からないのも仕方ありません。父上のシンクロソードは初見殺し、視認不能の剣ですから…私が居なければ確実に殺されてましたよ?」


だったら教えてくれてもいいんじゃないかな?シンヤさん


ともあれ助けられたのは事実


「ありがとう、キリナさん」

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