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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
26章 生殺与奪と、死神編
238/253

我が魂は激昂し全てを滅す

命までは取らない……?こいつはなにをいっているんだ?


僕は死神だぞ?そう……まさに僕こそが生殺与奪ソウルリーパー


そうか……人間から見る僕はこんな感じだったのか………


まぁ確かに……怪物だよねぇ


「さっさとしねぇとぶっ殺すぞ」


さぁて、怪物は怪物らしく行きますか


我が魂は(ソウル)咆哮し全(リミット)てを殺す(ロスト)!」


死神の周囲に魔力による衝撃波が発生し、アイザックたちは少しだけ後ろによろめいてしまう


肉体はまた強化されたけど、僕はこの程度じゃ狂化しないから今のうちに詠唱しようか……まさかこの体で詠唱なんて必要になるとは思ってなかったよ


「人はうつつを統べる命」


人間はいいよね。この世界で生を謳歌出来るんだから


「神はねがいを叶える死」


神様は辛いよね。無限に続く並行世界で人を殺さないといけないから


「僕は歩く、命の薔薇いばらに魂を突き刺されようとも」


それでも僕は殺す……それが死神としての使命だ。僕以外にこの仕事はできない


「僕は進む、人の心臓こころに魂を削る事になろうとも」


神様と言っても精神はある……殺すたびに嫌な気持ちになった。でもやめられない


「たった一度も神は殺しを願う事はなく」


僕自身が殺したいと思った事は一度だって無かったはずだ……


「そんな幾度も人の殺しが快楽へ変わる」


でも何故だろう?人間になった途端……神様なんかよりもよっぽど死神らしい


「だけど僕はもう道を引き返す事など出来ない」


人間になるために……どんな辛く険しい道だろうと途中で投げ出すことをしないと決めた


「だから僕は人の死だって踏み躙って屍を蹴る」


この醜さこそが人間だって気がついた……だったら僕こそが最も醜くなるんだ


「神となり、人となり、獣となる」


殺すのに神様なんて必要ない、殺すのに人間なんて必要ない、殺すのに必要なのは獣のような殺意だ。そこに理性はいらない


「それなら次為すべき事は一つ、魂に枷は要らない」


ここまで理解してるなら、次やらなければいけない事は簡単に分かる


我が魂(ソウル)は激昂し全(リミット)てを滅す(ブレイカー)


もう止まらないよ……



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