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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
3章 転生したなら、ダンジョン行ってなんぼでしょ編
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裏話。ダンジョン攻略からの帰宅直後

「なんで私が契約なんてせねばならんのだ」


奇術師のような格好をした小柄な男がそう言った。


「お前は世にも珍しいワービーストだけど、ネクロマンサーとか吸血鬼みたいに人様の役に立てるわけじゃないだろ。だから王都で暮らすには後ろ盾が必要なんだよ。ご主人の好意を素直に受け取れ」


執事のような格好をした少年がそう言い返した。


「え?私の意見は?」


「何がご主人の好意だ!ご主人の意見聞いていないじゃないか!」


その通りだな。やっとお家に帰ってきたと思ったら、部屋までに当たり前のように付いてくるんだもん。驚くわ


「ご主人、ちょっと魔力を放出してくれ」


「い、いいけど」


「むっ!これは!」


小柄な男が驚いている。


「どうだぁ?魔力を放出しただけでこの威力。直接摂取したらどうなっちまうんだろうなぁ?」


「貴様ぁ!なんと卑怯な手段を」


え、なにこれ


……

………

…………


数分後、指先から魔力を吸いながら黒い猫は


「くっころぉ!!」と鳴いた。


……

………

…………


「ふっ、私の名を決めるが良い」


お前それでいいのかよ……

ディーノもお前も飯目当てか。


「私たちモンスターは良質な魔力に惹かれてしまうのだよ。自然の摂理というものだ」


ちゃっかりもう契約してるし、俺の心の声聞こえちゃってるし


「そのような瑣末な事は捨て置け、私の名を決めるのだ」


うーん、そうだなぁ……


「じれったい!では私の事はファントムと呼ぶがよい!」


え?名付けさせてくんないの!?


随分と勝手な猫が来ちゃったな……


「聞こえているぞ」


ひっ!

猫は可愛い。犬か猫なら猫派な私です

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