表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
25章 最終決戦と、最高の仲間編
214/253

悪の根源

「ここは……」


確か……全員で城に入ったはず……なんで1人?


ジャンヌは1人、真っ白な空間に立っていた


「よぉ、驚いてるか?死神の使徒」


声をかけられ、振り返るとそこには少女がいた。可憐で儚げな少女……しかし、その眼には確かに憎悪とも殺意とも感じられるような感情が込められていた


「私だって驚いてるよ。私の悪戯がことごとく潰されるだけじゃなく、まさか城一つ吹き飛ばすなんてな」


その発言で気付いた


「悪神ロキ!」


「ここには私とお前しかいない。ここは特殊な結界の中だ。条件は神様と異世界人……つまり私とお前以外は外から入ることは不可能だ」


死神と会った空間に似てると思ったけど……なんか関係ありそうだな


「さて、一騎打ちだ。楽しくやろうぜ」


ロキがそう言った瞬間、とてつもない衝撃が腹部に叩きつけられる


「かはっ!」


大きな音を立てながら、ジャンヌは地面を転がる


今のは……?ゼノムとは違ったような感じ……もはや速さじゃない……周りの時が全て止まったみたいだった。ロキと分かった時点で強化魔法を使ってなかったらやばかった…


「へぇ…結構タフだな。まぁいい、時間はあるんだ……のんびり行こうぜ」


……

………

…………


あれから何分経ったのだろう……たった数秒でさえも無限に感じられる


「おいどうした?もうダウンか?私はまだまだ楽しみたいんだけどー?」


悪神はその端麗な容姿を狂気的な笑みで歪め、一方的にジャンヌを嬲り続ける


この…まま……だと…死ぬ……


「………はぁ…私の計画を潰した割には弱かったな。そろそろ遊びもやめるか、早く世界をぶっ壊す計画を進めないといけないしな」


ロキが手をかざすと、ジャンヌの体が黒く鈍く光る


「……!?」


「おぉ、流石に気が付いたか?分かったと思うが、今お前の体にかかってた魔法を全て解除した。ディスペルって言うんだ、覚えとけ」


早く……掛け直さないと……意識が…


「あ…あぁ……」


「強化魔法無しじゃ、耐えれないな……飛びちれぇ!!」


ロキの蹴りがジャンヌへと放たれる


死ぬ……のか……


……

………

…………


「あぁ?なんでこの結界に入れる!?誰だお前は?」


ジャンヌに向かって放たれたロキの足を一振りの刃が止めている


結界に入れることもそうだが、ロキの速度に対応する事にもロキは動揺していた


「まぁ……しがない時の旅人……って言っておこうかな」


その人物は不敵に笑う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ