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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
3章 転生したなら、ダンジョン行ってなんぼでしょ編
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棒付きの飴は舐め切る前に棒がぐちゃってなって嫌になることあるよね

「まぁ落ち着けよご主人」


落ち着けるわけないだろ!なんで他の3人は疑問を抱いてない?なんで俺の心の声が聞こえる?


「俺は、知能あるモンスターだ。ある程度の魔法を習得してるんだ。その魔法でご主人以外には犬にしか見えてない、と言うよりご主人にだけ人型の姿を見せてる」


なるほど、それでなんで俺の心の声が聞こえるんだ?


「それは契約の力と言うしかないな。勝手ながらご主人と契約させてもらった。その副産物で俺はご主人の思考が読み取れる」


契約ってなんだ?代理人とかで借金を肩代わりさせられないだろうな?


「代理人とか肩代わりとかは分からないけど、契約っていうのはただの口約束みたいなもんだよ。互いに信頼していれば一方的でも契約できる。ご主人は俺をこき使ってもいい代わり、ずっと俺をそばにおいてくれってな」


ディーノ、お前どうしてそこまで…


「その魔力が美味しそうだったから」


……

………

…………


ん?


「だから、ご主人の魔力が脂の乗った肉に見えたから」


……

………

…………


飯目当てかよ!もっと心に響く理由かと思ったよ!


「ご主人の心の響きは俺に届いてるぜ!」


全然うまくねぇよ!


「まぁまぁ、俺と出会えてよかっただろご主人」


まぁ……よかったけど……


「じゃあ、ご主人よ。ご飯をくれ」


ご飯?食料はパンと保存食しかないぞ


「そうじゃねぇよ!今言ったじゃん!魔力だよ魔力!」


魔力ぅ?どうやって食べるの?てかどうやってあげるの?


「とりあえず、ご主人に見せてる幻視の魔法を解くから犬の状態の俺に指を差し出せ」


いいけど、絶対に噛みちぎったりするなよ?


「わかってるよご主人」


……

………

…………


「ジャンヌさん、ディーノに指くわえさせて何やってるんですか?」


「ディーノがすげぇ幸せそうな顔してるな……変態なのか?」


「モンスターと言っても、このような姿を見るとやはり愛らしい犬にしか見えんわい」


おい、なんか恥ずかしいんだけど?それに変態って言われて……


ボンッ!と音がして周囲が煙に包まれる。


煙が晴れると……


「おいヘビ、誰が変態だって?」

「そんでアルカ、お前はネーミングセンスが絶望的だな」

「最後にエリック。俺を愛らしいなんて言うな。どうせならかっこいいって褒められたいのが男だろ」


幻視ではなく、普通に人型になったディーノが居た。


……

………

…………


「「「えぇぇ?ぇえええ!?」」」


ダンジョン内に叫び声が響き渡った。



ちなみに私はチュッパチャプスのラムネ味が大好物です。

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