ゲームでの装備なしは服とか着てるやん?
俺は草原で目が覚めた……全裸で!
「おいっ!普通は初期装備で服と武器はあるでしょ!」
どうするよこれ〜、安全なところで転生させてくれとは言ったけどこれじゃ街にも入れねぇぞ
ん?…………胸があ……る?
「え?え、?ええ?えぇぇえええ!?」
女かよ!なんで転生して女になってんだよ!
くそぉ、勝手に決めていいとは言ったけどさぁ、性別くらい同じにしとけや……
まぁ、いい。指定しなかった俺に非がない訳じゃないし、生活に困る訳じゃないからな。
「おい、そこの者!名を名乗れ!」
「ひぇっ!」
突如後ろから声をかけられ、変な声が出てしまった
明らかに騎士っぽいし、逆らわない方が良さそうだな。てか超美人
「ど、どなたですか?」
名前を答えるにしても日本の名前使うのも異国人だと思われて面倒だし、こいつの名前聞いてそれっぽい感じの名前考えよう
「私はディラン王国第一騎士団副団長ライラ・モーデルヒだ!貴様は?」
ライラ・モーデルヒさんね……ドイツっぽい感じか?
日本人っぽくなけりゃいいか、知ってる外人で女でそれっぽいやつか……
「じゃ、ジャンヌ・ダルクです…気がついたらここに裸で放置されてました!」
嘘は言ってねぇよ?だって本当に気がついたらここに裸で放置だもん
「む、追剝ぎ被害かなにかか?まぁ怪しいものではなさそうだな。これを羽織るといい」
そういってマントを差し出してくれた。超優しい。
「ありがとうございます!」
「ふむ、とりあえず街に入ろう。騎士団の待機所なら余り物だが服もあるだろう。そこで話を聞く」
そう言われたので大人しくついていく。すこし歩くとめちゃでかい城壁が目に見え、その中に入っていく。そしてまたしばらく歩くと騎士団の待機所らしき建物が見えてきた。
「さて、じゃあ話を聞こうか」
服もくれた。
さて、どうするか……ここは都合よく名前以外思い出せないってことにしておこう
「おれ……私、名前以外何も思い出せたいんです。」
「なに?記憶喪失か?、久しぶりに被害者が出たな」
ん?前にもあったのか?てか被害って?
「君はおそらく記憶を喰らう魔物バクによって記憶を食べられたんだ。最近は全くなかったんだが、運がなかったと諦めるしかないな。しばらくは面倒を見てやる」
ご都合モンスターもいたもんやな。ありがてぇ
「本当ですか?、じゃあしばらくお世話になります」
「とりあえず君のことを調べるとするか……案内させるから君は部屋で休んでいてくれ。結構歩いたから疲れただろう?」
そして案内された部屋で寝てたら、朝になってた。
ライラさんまじ天使