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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
23章 武装国家と、死業之衆編
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城崩壊

「おっ、魔法解けたっぽいな」


義手が完成した次の日、ジェノが言うには監視の魔法が解けたらしい


「なんで今まで外れなかったんだ?俺だったら義手作り始めた時点で監視を外すけどな」


「なんでかは分からねぇが、一度監視し始めたらしばらく外せないとか、魔法で監視しなくてもいいように近くに監視の人員を配置した……とかだな。まぁ後者だとしても、俺相手にバレないように監視とか無理だが」


「じゃあ行動開始か?作戦はあったりする?」


「いや、今回に限っては作戦はない。宗教国家ロキは現在深刻な兵士不足だ。自国は潰れてもいいくらいの勢いで防衛の兵士を極限まで減らしてる」


なんでそんなこと?


「まぁあんたが疑問の顔を浮かべんのも分かるぜ。おそらくだが、ディランに向かってる武装国家ヘラクレスの軍に合流させたんだろう……手薄になった兵力じゃ俺らは止めらんねぇ…って事で正面突破だ」


「兵力がないって言っても潜伏してからこっそり倒した方がいいんじゃないか?」


「潜伏ってのは案外リスクが高いんだよ。バレた時は泳がされて待ち伏せされる可能性もある。しかも潜入ルートの調査と確保は難易度が高い上に時間がかかる。多分アイザック達も苦戦すると思うぜ…あっちにはチェインがいるから最悪ボスの元へとひとっ飛びだけど」


まじで正面突破で行くの?


……

………

…………


「さぁて、ここなら城を狙えんだろ。最大のダメージを狙え」


まじで正面突破で行くっぽい!俺たちは今、人気のない外壁の上にいる。街の中心部に城が建っている……あれがターゲット


「レイニーアクア」


まずは元素魔法で雲を作り出し、雨を降らせる


これで空は見えないはずだ


「魔法陣設置」


雲に隠れて見えないが、白の上空を覆う巨大な魔法陣を設置した


「魔力最大装填」


両手の掌に魔力の塊である球体を作り出す


「我が魂の咆哮よ」

「我が世界の果てまで轟き」

「我が敵を冥府へと導け」

「全ては真紅に染まる永遠の死滅」


魔力の塊が魔法陣へと向かって行き、空が輝き雲が晴れる


「ソウルスティール」


魔法陣から放たれた真紅の光が城を貫き、城は半壊状態へと陥る


「…………想像の3倍くらいやばいな……」


「引いてんじゃねぇよ!お前が最大のダメージを狙えって言ったんだろうが」


「あれで司祭も吹き飛んだんじゃねぇか?」


それなら楽なんだけどな…….

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