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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
3章 転生したなら、ダンジョン行ってなんぼでしょ編
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ペットの名付け、めっちゃ考えても最終的にシンプル

「この子はアレクサンドル三世と名付けましょう!」


「こいつが何世か分からねぇだろ。ここはコブラにしよう」


「ぬしら何を言うておる。この子はモコじゃ」


収拾つかねぇ!アルカさんは名付け独特だし、ヘビさんは蛇っぽいし、エリックさんはチワワに名付けてる感じだし


「「「どれがいい!?」」」


一言言わせてもらおう


「どれも嫌です!」



……

………

…………


しばらくしてこいつにディーノと名付けた。

みんなこいつに似合わない名前ばっか提案してたから、飼い主たる俺がこいつに似合うかっこいい名前を付けてあげた。


「絶対アレクサンドル三世の方がいいですよー」


「コブラが最高にイカしてると思うんだけどな」


「こやつらに比べればわしの命名が最も良い」


3人とももう諦めろよ


「貴方はディーノの方がいいよね?」


「ぐるぅう!」


撫でながらそう聞くと手をペロペロしてくる。なんて可愛いやつなんだ。


そんなこんなで結構歩いてるんだが、なかなか最深部に着かないな。

モンスターもあんまり出てこないし、本当にダンジョンなのか?


「お師匠様、本当にここってダンジョンなんですかー?」


アルカさんが私の疑問を口にしてくれた


「ふむ、確かにモンスターは少ないが、様々な地形があり魔力が集中していることを考えれば十中八九ダンジョンじゃ」


「先生が言うならそうなんだろう。ディーノみたいなやつだって居たんだし」


エリックさんがそう言ってるならダンジョンだと思うが、にしてもゆるいな。

ワープトラップがあったのにその先に敵対するモンスターは居なかったし


「まぁ、簡単ならいいですよね」


「そうだねー、ダンジョンが簡単ならそれだけ楽に宝具をゲット出来るわけだし」


「宝具ですか?」


宝具ってダンジョンから出るのか?


「そうそう、ダンジョンってのは巨大な洞窟に長い年月魔力が蓄積されて、道具とか死体に魔力が宿ってそれがコアになるんだ」


へー、そうなのか。じゃあダンジョンには必ず1つは宝具があるってことか


「宝具ってどんなのがあるんですか?」


「うーんとねぇ、神の石板みたいなただの石に魔力が宿ったのもあるし、ネクロマンサーみたいな人間の死体に魔力が宿って蘇ったやつとかもあるよ」


「道具がコアならゴーレムとかがよく出るんだが、ディーノみたいな知能の高いモンスターがいるとなるとこのダンジョンのコアは生き物だろうな」


なるほど、ラスボス戦は回避できないのか

ちなみに私はボスに対する適正レベルより5レベルくらいあげてボス戦に挑むタイプです

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